日本的時空観の形成
本体価格
12,500 円(税別)
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内容

日本における古典的・伝統的な時空観はいつ、どのように形成されたのであろうか。
空間認識・時間認識を形作るさまざまな要素――周囲を海に囲まれ、四季がはっきりと分かれる日本の地理的・気候的環境、中国から伝来した暦法と時刻制、あるいは政治制度、さらには仏教の影響など――を、文献史学、考古学、歴史地理学、国文学の研究者たちがそれぞれの視点から分析。古代から中世にかけての日本的時空観の形成・定着のプロセスを具体的かつ実証的に明らかにする。

目次

序 論(吉川真司)

Ⅰ 古代の時間と空間
時空間情報科学からみた日本的時空観(宇野隆夫)
日本古代国家形成と時空観(下垣仁志)
古代日本の空間意識に関する覚書(門井直哉)
日本古代における王都の空間認識(林部 均)
日出処・日本の元日朝賀と銅烏幢(西本昌弘)
古代における国郡領域編成の一考察――備前・美作の事例――(今津勝紀)
日本古代のオホヤケ構造(大津 透)
古代日本の農事慣行と地方官人(武井紀子)


 Ⅱ 古代から中世へ
陰陽道の成立についての試論――呪禁師との関係と「初期陰陽道」概念について――(細井浩志)
亀卜の時空(井上 亘)
親王にとっての過去・現在・未来――『吏部王記』に見る日記執筆の意図――(畑中彩子)
『御堂関白記』古写本・寛仁元年九月三十日条と十月一日条の書写順序をめぐって(倉本一宏)
『今昔物語集』の成立と宋代――成尋移入書籍と『大宋僧史略』などをめぐって――(荒木 浩)
法隆寺所蔵『五天竺図』にみる仏教的世界認識の更新――仮想現実としての補陀落山の登場――(横内裕人)
日本中世生霊試論(徳永誓子)


 Ⅲ アジアという視座
『十節記』新考(劉 暁峰)
古代東アジア世界における高句麗勢力圏――倭勢力圏理解の端緒として――(井上直樹)
梁の武帝と転輪聖王(河上麻由子)
中国南方の新羅人――浙江省台州の地名を手がかりに――(榎本 渉)
契丹国(遼朝)の祭祀・儀礼に関する歴史的変遷と方位観について(武田和哉)


あとがき―「時空」論集に向けて―(倉本一宏)

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紹介媒体

  • 『日本歴史』831号

    2017年8月

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  • 『日本史研究』第671号

    2018年7月20日

    村上孟謙

    新刊紹介

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