平安王朝の葬送
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3,700 円(税別)
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著者・編者略歴

おぼろや・ひさし・・・1939年生まれ.同志社大学文学部卒業.同志社女子大学名誉教授.平安博物館助教授,同志社女子大学教授,特任教授を経て現職.
主要著書;『源頼光』(吉川弘文館 1989),『王朝と貴族』〈日本の歴史⑥〉(集英社 1991),『藤原氏千年』〈講談社現代新書〉(講談社 1996),『源氏物語の風景』(吉川弘文館 1999),『平安貴族と邸第』(吉川弘文館 2000),『藤原道長』(ミネルヴァ書房 2007),『堀河天皇吟抄』(ミネルヴァ書房 2014)等.

内容

◎本書では、日本古代摂関・院政期の天皇(桓武~安徳天皇)と貴族の葬送儀礼における具体相をさぐり、その相違点を考察する。
◎一九九三年以来、数次におよんだ国際日本文化研究センターでの共同研究「公家と武家」における報告・論文を中心にまとめ、新稿「院政期の天皇」を収録。
◎おしなべて天皇の葬送では在位中の功績が反映されるということは全くなく、むしろ名君ほど倹約を遺言している例がみとめられ、葬送もそれを尊重して挙行されることが多い。いっぽう貴族の葬送においては、故人の遺言がかなり重んじられ、多少の禁を破ってでも遺言にしたがって実行される例が多くみられ、先例重視の当時にあって意外なことである。(本文より、部分的に抜粋)
◎平安王朝の死、入棺、葬送、埋骨の様相を通覧することから、皇権の在り方を考える。平安朝史研究にながくたずさわり、精通した著者によるこころみの一書。
◎土葬から火葬への変遷が一覧できる表を付載。

目次

第一章 摂関初期の天皇の葬送
 一 桓武~仁明天皇
   桓武天皇/平城天皇/嵯峨天皇/淳和天皇/仁明天皇
 二 文徳~醍醐天皇
   文徳天皇/清和天皇/陽成天皇/光孝天皇/宇多天皇/醍醐天皇
 三 朱雀・村上天皇

第二章 摂関盛期の天皇の葬送
 一 冷泉・円融・花山天皇
 二 一条・三条天皇
 三 後一条天皇
 四 後朱雀・後冷泉天皇

第三章 院政期の天皇の葬送
 一 後三条・白河・堀河天皇
 二 鳥羽・崇徳・近衛天皇
 三 後白河天皇
 四 二条~安徳天皇
   二条天皇/六条天皇/高倉天皇/安徳天皇

第四章 貴族の葬送
 一 9世紀の状況
  藤原冬嗣・良房・基経とその近親
 二 10世紀の状況
  藤原忠平とその近親/藤原安子/藤原氏と木幡墓地/源保光/藤原定子/藤原詮子/婉子女王
 三 11世紀前半の状況
  藤原道長とその近親
 四 11世紀後半の状況
  藤原師実の墓参/源師房
 五 12世紀前半の状況
  藤原師実/藤原苡子/藤原俊家とその近親/源麗子/藤原幸子/藤原寛子/藤原璋子/藤原顕頼/藤原全子
 六 12世紀後半の状況
  藤原宗子/藤原泰子/藤原得子/藤原基実/平盛子/平滋子/藤原聖子



付表(平安時代の天皇 葬送一覧)
付図(平安京邸宅配置図・天皇陵分布図)
あとがき
人名索引

紹介媒体

  • 「中外日報 悠ゆう楽々」

    2016年7月8日

    中外図書室

  • 「週刊読書人」

    2016年7月22日

    2016年上半期の収穫から

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