祇園祭の中世
定価
4,950 円(税込)
本体 4,500円
在庫状況: 残部僅少

関連書籍

カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

著者・編者略歴

かわうち・まさよし…1963年大阪府生.1987年京都府立大学文学部卒業.1999年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、京都大学博士(人間・環境学).現在、奈良大学文学部教授.
主要著書……『中世京都の民衆と社会』(思文閣出版、2000年).『中世京都の都市と宗教』(思文閣出版、2006年).『祇園祭と戦国京都』(角川叢書、2007年).『秀吉の大仏造立』(法藏館、2008年).『信長が見た戦国京都』(洋泉社歴史新書、2010年)

内容

室町期の都市京都を文字どおり代表する祭礼であった祇園祭(祇園会)を通して、中世京都を考える。祇園会の見物という行為の検討により、その特質をうきぼりにし、さらに神輿渡御の神幸路・御旅所と都市空間との関係、戦国期の祇園祭の再興の意味や、「鬮取」の実態についても解き明かす。

目次



Ⅰ 祇園会の見物
第一章 室町期祇園会と公武政権 ―見物をめぐって―
第二章 祇園会を見物するということ ―室町期における―

Ⅱ 神輿渡御・御旅所・駕輿丁
第三章 中世の祭礼と都市空間 ―祇園会神輿渡御と御旅所を素材に―
第四章 祇園会神輿駕輿丁と今宮神人 ―室町・戦国期における―

Ⅲ 再興された祇園会
第五章 戦国期祇園会の再興と恠異 ―「中京火事」と「三十三箇年」を中心に―
第六章 「戦国期の祇園祭」論 ―豊かなイメージと史実の間隙―

Ⅳ 山鉾巡行・風流・鬮取
第七章 祇園会山鉾鬮取考 ―戦国期から近世前期にかけて―
第八章 乗牛風流と鵲鉾に関する考察
付論 南都祇園会に関する二、三の問題

終にかえて


成稿・原題一覧
あとがき
索引(人名・事項)
英文目次

関連リンク

紹介媒体

  • 週刊 京都民報

    2012年6月24日

    川嶋將生

    読書

  • 京都新聞 朝刊

    2012年7月3日

    箕浦成克

    記事の内容はこちらから 京都新聞社の許可を得てスキャン画像を公開しています

  • 神道フォーラム

    2012年8月1日

    新刊

  • 『文化史学』第68号

    2012年11月25日

    川嶋美貴子

    新刊紹介

  • 『日本歴史』第783号

    2013年8月

    大塚活美(京都府立総合資料館主査)

    書評と紹介

  • 『地方史研究』第365号

    2013年10月1日

    生駒哲郎

    新刊案内

  • 『年報都市史研究』21 沼地と都市

    2014年4月15日

    辻浩和

    新刊紹介

関連書籍

  • このエントリーをはてなブックマークに追加