本体価格
4,000 円(税別)
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著者・編者略歴

さいとう・やすひこ…1947年,東京都生まれ.筑波大学大学院博士課程単位取得満期退学.現在,山梨大学教授.著書に,『地方産業の展開と地域編成』(多賀出版,1998年)『転換期の在来産業と地方財閥』(岩田書院,2002年)『産業近代化と民衆の生活基盤』(岩田書院,2005年)『地方財閥の近代――甲州財閥の興亡』(岩田書院,2009年)など.

内容

高橋義雄、根津嘉一郎、小林一三…。 彼ら近代実業家は明治から昭和初期にかけて互いに激しく争い、経済の発展に貢献した。その一方で、茶道を愛し、数寄者と称された彼らが茶会において何度も同席し、財閥の枠を超えた交流が繰り広げられていたことはほとんど知られていない。
 本書は、近代実業家と茶の湯に関わる単なるエピソードの紹介ではなく、従来顧みられなかった茶会記録である『茶会記』のデータ分析を通して政界・官界・実業界を横断するネットワークを描出するものである。

目次

第1章 茶の湯の復興と近代数寄者の登場
近代茶界の成立
和敬会の発足
松浦詮の百会茶会

第2章 新興財界人の台頭
近代数寄者のネットワーク
近代数寄者の存在形態
住友吉左衛門『御茶会記』のネットワーク

第3章 大寄せ茶会と社会文化事業
大師会のネットワーク
光悦会の成立と活動
高野山霊宝館と平家納経

第4章 キーパーソン高橋義雄の世界
実業家高橋義雄の足跡と位置
実業界でのネットワーク
趣味世界でのネットワーク
慶応義塾閥と水戸人脈

第5章 近代数寄者の世代交代
昭和前期のネットワーク
第四世代の存在形態
女流茶人の進出

第6章 近代数寄者の地域的展開
関西地域の近代数寄者の存在形態
中京地域でのネットワーク
金沢市域の茶人群像と系譜

第7章 美術・骨董品蒐集家の存在形態と地域分布
美術・骨董品蒐集家の経済力と存在形態
美術・骨董品蒐集家の府県別分布状況

第8章 近代数寄者の茶界の終焉
戦中期の近代数寄者の動向
戦後のネットワーク
 『小林一三日記』の茶の世界


総括

あとがき
図表一覧
索引(人名)

紹介媒体

  • 「茶華道ニュース」第689号

    2012年2月15日

    (新刊書紹介)

  • 『淡交』816号

    2012年5月1日

    書棚に一冊

  • 『日本歴史』第775号

    2012年12月

    市村祐子

    書評と紹介

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