この度思文閣のオンラインショップに、この夏にふさわしい三嶋りつ惠のガラス作品をご用意いたしました。京都に生まれ、ヴェネツィアを拠点に活動する三嶋は、その作品を通してガラスの可能性を追求しつづけてきました。三嶋の作品はヴェネツィア、ムラーノ島の熟練した職人たちとのコラボレーションによって生み出されています。

ヴェネツィアングラスは色彩のあるものが多い中、三嶋の作品は無色透明です。それは、ガラスがその時の光の色によって何色にもなりえるからだと三嶋は語っています。透明度の高いガラスは光を包み込み、そしてより魅力的な光となって空間に溶け込んでいきます。今回は、弊社とのコラボレーションで生まれた「ようの美」としての作品もご用意しております。美術作品としての魅力を持ちながら、日常での機能性も兼ねそなえた作品を、ぜひこの機会にご高覧下さいませ。


雪の花
H17.5 W17.5 / 3.1kg
2007


星雲
H19.6 W22.4 / 6kg
2014


山笑う
H9.0 W11.5 / 0.5kg
2014





細胞
H29.4 W18.8 /4.6kg
流星#1
H8.5 W12 / 0.6kg

雪のあと
H9.1 W12.4 / 0.7kg
2014
山吹
H10 W12.6 / 0.5kg
2014



「ムラーノ島の端にあるこの工房に通い始めたのは、1996年からだ。水上バス乗り場で出逢った見知らぬ人から紹介され、偶然に入ったこの工房からわたしのガラスへの道が始まった。ガラス制作は、一人のマエストロに二人のセルヴェンテ(アシスタント)がつくピアッツァと呼ばれるグループでひとつの作品がつくられる。千年もの間に磨かれてきた伝統的な技法を今に伝える親方達と共に、時には作業の一員となって汗を流し、時には見守りながら指揮をとる。その日の偶然や瞬時のアイディアを取り入れて作品を仕上げていく。

作品にはその日のすべてが関わる。ガラスのたね、セルヴェンテの動き、マエストロの気分と集中力、わたしの決断そして時間の中でのプロセスと形、すべてがひとつになり、その日の炎の果実が生まれる。窯の中で溶けたマグマのようなドロドロの液体が、鉄棒の先に付けられ、グルグル回るうちに、液体が固体となり、火と時間との格闘の中ですべてがひとつとなり、目の前で形がとどまる。物質と行為が連続したリズムをもつガラス作品の制作はいつもわたしに新鮮な感動と情熱を与えてくれる。」 三嶋りつ惠

繭の絹
H15.8 W23.6 ×13.2/ 3.8kg
井戸
H15.8 W20.5 / 4.6kg
水紋
H25.5 W19.5 / 4.4kg

雪の卵
H20.5 W27.5 x 15.5 cm / 4.7kg
こころ
H15 W23.9 cm / 2.7kg
アニマ
H14.9 W21.4 x 17.4cm / 6.6kg


H7.0 W7.8cm / 0.5kg
月の光
H8.0 W6.4 / 0.4kg
水琴
H5.2 W7.1 / 0.2kg






音玉
H8.1 W8.2 / 0.2kg
糸巻
H10 W6 / 0.2kg
琴糸
H8 W6.4 / 0.2kg
水紋#1
H5.8 W6.6 / 0.3kg

水紋#2
H6.3 W6.2 / 0.4kg
塔#1
H8.5 W8.5 / 0.2kg
光箱#1
H8.5 W7.2 / 0.3kg
光箱#2
H9.5 W8 / 0.3kg

パンドーラ#1
H11.4 x W8.2 / 0.4kg
星の粉#2
H10.8 x W7.7 / 0.3kg
光の泡#1
H7.4 W8.1 / 0.3kg
光の泡#2
H7 W8.3 / 0.3kg







ドットグラス
H7.5 W10 / 0.2kg
宇宙の雫 (花生)
H9.5 W11.3 / 0.6kg
宇宙の雫
H5.5 W18.4 / 0.5kg



三嶋りつ惠作品集
『炎の果実』


青幻舎
2007
English, 256ページ
26.2×23.4×3.3cm
三嶋りつ惠の約10年にわたる制作活動を集約した初の作品集。200点に及ぶ作品を、世界各地で展示した際の写真と共に紹介。

1996年よりイタリアのヴェネチアに渡り、世界的に活躍するガラス作家 三嶋りつ惠の初の作品集。ムラーノ島のガラスの世界に魅了された三嶋は、やがてガラス工房に通うようになり、職人たちとのコラボレーションによる作品制作をはじめます。ヴェネチアンガラスには彩色されたものが多いなか、三嶋はあくまでも「透明なガラス」にこだわり、水や光、空間との関連性を重視した作品を生み出してきました。2007年、ヴァンジ彫刻庭園美術館にて個展「しずかな粒子」を開催。




Shibunkaku 2020 All Rights Reserved