十九世紀日本の園芸文化【オンデマンド版】
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十九世紀日本の園芸文化【オンデマンド版】

江戸と東京、植木屋の周辺

平野恵 著

  • 体裁
    A5判・546頁
  • 刊行年月
    2017年04月
  • ISBN
    978-4-7842-7031-6

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著者・編者略歴

台東区立中央図書館 郷土・資料調査室専門員

内容

近世後期から明治前期、19世紀における園芸文化史を江戸・東京を中心に叙述。旧来の園芸史では言及されなかった本草学・見世物研究分野を視野に入れ、また大田南畝らが主導した化政期以降の狂歌界との関連を指摘するなど文芸分野との統合をはかり、「園芸文化」という新しい領域を開拓した記念碑的名著。図版70余点。(初版2006年)

目次

序 章 課題と研究史
   第1節 本研究の課題
   第2節 園 芸 史
   第3節 本草学史
   第4節 見世物研究史

 第1部 連と園芸品評会の流行

第1章 下町地域における園芸植物の流行―変化朝顔と小万年青を中心に―
   第1節 朝顔栽培地としての下町地域の特徴
   第2節 文化・文政期の朝顔の流行
   第3節 天保期の小万年青の流行
   第4節 嘉永・安政期の朝顔の流行
   まとめと補論―下町地域における植木屋―

第2章 「連」から植木屋へ―園芸文化における文人の役割―
   第1節 朝顔の寄合書
   第2節 朝顔と「連」
   第3節 園芸植物と狂歌
   第4節 会の場

第3章 近世後期における変化朝顔流行の形態―江戸と大坂の比較および名古屋を事例として―
   第1節 文化・文政期における大坂と江戸の流行の違い
   第2節 嘉永期における大坂の図譜・番付
   第3節 尾張藩士水谷豊文の朝顔史料

 第2部 園芸と本草学

第1章 本草学者・岩崎灌園の園芸における業績
   第1節 江戸の本草学者の居住地
   第2節 岩崎灌園のフィールド
   第3節 画期的な園芸書『草木育種』
   第4節 後世における岩崎灌園の評価

第2章 植木屋柏木吉三郎の本草学における業績
   第1節 柏木家の家系
   第2節 『救荒本草通解』
   第3節 赭鞭会会員との関係
   第4節 吉三郎の著作
   第5節 門人大谷木醇堂
   第6節 伊藤圭介との関係
   第7節 温知会

 第3部 植木屋の隆盛

第1章 花暦出板と園芸文化―新名所としての植木屋の庭―
   第1節 各種花暦の体裁
   第2節 花暦に載る個人名の変遷
   第3節 植木屋の増加
   第4節 花暦の凡例

第2章 梅屋敷から花屋敷へ―江戸・東京の植木屋の庭の名所化―
   第1節 梅屋敷を構成する要素
   第2節 文人との相互作用
第2章補論 『初音里鶯之記』碑―鶯啼合会の研究―
   第1節 鶯啼合会の変遷
   第2節 正面「初音里鶯之記」の検討
   第3節 裏面「鶯之名寄」の検討
   第4節 鶯啼合会の実際
   第5節 飼鳥文化の担い手

第3章 十九世紀江戸・東京の植木屋の多様化―近郊農村型から都市型へ―
   第1節 菊細工の地域的変遷と近郊農村型の特徴
   第2節 巣鴨の植木屋①内山長太郎
   第3節 巣鴨の植木屋②斎田弥三郎
   第4節 団子坂の植木屋①楠田右平次
   第5節 団子坂の植木屋②森田六三郎
第3章補論 菊細工番付再考―その地域性を中心に―
   第1節 菊細工の年代と地域の特徴
   第2節 板元について
   第3節 飲食店の参入
   第4節 開帳と菊細工の地域性

終章 総括と今後の課題
   第1節 総括
   第2節 今後の課題

付  録
   十九世紀園芸文化関係地図/年表

図表一覧
索  引

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