『石州三百箇条』と称される茶書は、類似する書名で内容の異なる流布本が多く存在し、それらは石州が書き残したものをもとに弟子たちが解説をほどこした書物と考えられる。
 本書は、流布本を整理し、その基本に位置すると考えられる[怡渓系]、多くの系統の中で比較的内容が豊富な[酔翁系]、そして千家の立場から『石州三百箇条』の内容について述べた異色の[不白系]の三系統からそれぞれ底本と校合本を選び翻刻・校合。
 あわせて石州が直接かかわった内容を伝える史料である可能性が高く、茶室の歴史を明かすうえで重要な記述がふくまれている『大工之書』の翻刻を収録する。
定価
  17,050 円(税込)
  本体 15,500円
  在庫状況:
          在庫あり
      
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                体裁A5判上製函入・658頁
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                刊行年月2014年06月
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                ISBN978-4-7842-1758-8
 
内容
目次
翻刻凡例
石州三百箇条(翻刻)
 第一巻
 第二巻
 第三巻
 挿図
大工之書(翻刻)
 挿図
解題
 谷晃
 矢ヶ崎善太郎
索引
紹介媒体
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『淡交』9月号
2014年9月1日
紹介