コウヤサンショウチインレンガシリョウシュウセイ

高野山正智院連歌資料集成(全2冊)

正智院 監修

  • 体裁
    A5判上製函入・総856頁(上巻408頁・下巻448頁)
  • 刊行年月
    2013年05月
  • ISBN
    978-4-7842-1690-1

内容

高野山正智院は平安時代創建の学侶方宝門の筆頭寺院であり、江戸時代には有力大名の信頼も厚く、貴重な仏像、仏画、典籍などを多数所蔵している名刹である。
本書は、すでに発刊している経蔵史料集成一(正智院文書)および同集成二・三(正智院聖教目録上・下)(いずれも吉川弘文館刊)に続いて、当院に伝わる未発表の連歌資料の優品を影印本として刊行するものである。

目次

■上巻  

刊行にあたって(正智院現住 長澤光倫)

九州問答(付連歌十様)
二条良基連歌論の孤本。文明四年(一四七二)乗日筆

一紙品定
天正二年(一五七四)奥書の善本。桃山時代写

連歌禁好之詞 室町時代末期写
金剛三昧院本を補完する、作者自跋を備えた善本

連歌初心抄 桃山時代写
『宗祇初心抄』。専順、宗祇等の新出句を付載

連歌用抄 室町時代後期写
「種玉庵仁兼載不審事」は新資料。『知連抄』付載

政長・宗伊・宗祇三ッ物 室町時代後期写
『畠山左金吾四季題万句三物』。未刊資料

解題


■下巻  

伊勢千句
宗長・宗碩両吟。室町時代末期写

四道九品
原形に近い系統に属する善本。桃山時代写

連歌至宝抄
天正一九年(一五九一)奥書の善本。桃山時代写

連歌新式 心前記 天正一八年(一五九〇)景義筆
心前の講釈に基づく『連歌新式』注釈書の新資料

解題/正智院蔵連歌資料目録
(解題・目録 編集 石川真弘・長谷川千尋)

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