朝鮮独立運動と東アジア
本体価格
7,500 円(税別)
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著者・編者略歴

おの・やすてる…1982年横浜市生。2005年学習院大学経済学部卒。2008年高麗大学校大学院韓国史学科修士課程修了。2012年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員をへて、現在、京都大学人文科学研究所助教。

内容

朝鮮独立運動はいかなる国際的要因によって展開していたのか、同時代の日本、中国、台湾の社会運動や民族運動との間にはどのような相互作用があったのか――。
1919年の三・一運動以前の在日朝鮮人留学生の組織活動、出版活動、独立運動の展開過程を追い、彼らが三・一運動後に社会主義勢力を形成していった過程を、その国際的要因と東アジア各国の運動との関連性に着目して論じる。
朝鮮のみならず、同時代の日本、中国、台湾、ロシアの史料も活用することにより、朝鮮独立運動を東アジア全体の社会・運動・思想状況との相互関係のなかで展開した運動として捉えなおす試み。

目次

◇ 序 章

問題の所在/分析方法/研究史/史料について/本書の構成

◇ 第一章 在日朝鮮人留学生の民族運動の胎動
   ―「韓国併合」直後

日露戦争後の日本と東アジア/「韓国併合」と在日朝鮮人留学生/在東京朝鮮留学生親睦会の設立と活動

◇ 第二章 在日朝鮮人留学生の出版活動
  ―朝鮮人留学生、朝鮮民族運動と日本人実業家

在日朝鮮人留学生と日本人経営印刷所/在日朝鮮人留学生の資金調達/在日朝鮮人留学生と日本人キリスト者

◇ 第三章 在日朝鮮人留学生の独立運動
  ―中国人・台湾人留学生と朝鮮人留学生

三・一運動以前の朝鮮独立運動/新亜同盟党/解散後の同盟党員たち―三・一運動と五四運動のなかで

◇ 第四章 三・一運動後の朝鮮における社会と思想の変動

新思想の紹介と朝鮮語メディア/朝鮮労働共済会の設立―朝鮮労働問題と国際社会/朝鮮におけるマルクス主義伝播

◇ 第五章 東アジア共産主義運動と朝鮮
  ―上海派高麗共産党国内支部の誕生

コミンテルンと東アジア民族運動/東アジア共産主義ネットワークの形成/反帝国主義から共産主義へ

◇ 第六章 日本における朝鮮人社会主義運動の発生と展開
―北風派共産主義グループの形成過程

1926年の派閥抗争―К.Н.党報告書の作成時の朝鮮社会主義運動/金若水グループの活動と『大衆時報』の刊行/卞熙瑢の活動と『前進』の刊行/北星会の結成と活動/北星会の分裂―北風会と一月会

◇ 終 章

朝鮮独立運動と東アジア/これからの研究に向けて


付録一 朝鮮内出版物における社会主義関連論説と日本文献
付録二 日本における朝鮮人出版物の解説および総目次
参考文献

あとがき/索引(人名・事項)

紹介媒体

  • 『KOREA TODAY』第443号

    2013年6月

  • 『歴史評論』771号

    2014年7月

    三ツ井崇

    書評

  • 『東洋史研究』73巻2号

    2014年9月30日

    松田利彦

    書評

  • 『日本植民地研究』26号

    2014年6月

    裵?美

    書評

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