内容

「新島ワールド」のコンシェルジェ(案内人)と自他ともに認める著者が、話し言葉でその魅惑的世界を紹介する入門書の第9冊目。
京都での同志社開校は、明治維新の勝者と敗者が織りなす錦模様であった。勝者なら目を向けない事業、やろうとしないプロジェクト―宗教(キリスト教)や私学教育、精神教育(徳育)や女子教育、社会福祉など―に目を向け、あえてそれを救い上げ、取り組む、それが敗者の存在理由であり、同志社の歴史は、それをみごとに示してくれている。
歴史のひとこまを飾る不思議な彩りを紹介する一冊。

目次

はじめに
日本を洗濯する-坂本龍馬と新島襄-
 コラム1 山上大神宮と沢辺琢磨の肖像写真
第二の維新-「負け組」の使命(ミッション)-
 コラム2 肥後の維新
新島襄と大阪-同志社の大阪立地をめぐって-
 新島襄のことば(1)「基督信徒大学ノ企ハ、日本開国已来、初メテノ事。又、民間ノ挙ニシテモ、吾人カ先着鞭致し候」
同志社が京都にできたミステリー-山本覚馬の「大引力」-
維新の星-京都の近代化と山本覚馬-
 新島襄のことば(2)「今不学恐失時」
岡山における同志社水脈-岡山と新島襄(一)-
 新島襄のことば(3)「百川を挽回するの鍈気を以テ、我腐敗社会を改良し賜ハん事」
山田方谷人脈と同志社-岡山と新島襄(二)-
 コラム3 山田方谷の私塾・牛麓舎跡の碑
 コラム4 旧函館ロシア領事館
土佐と同志社-「自由は土佐の山間より出づ」-
 コラム5 「後藤象二郎先生誕生之地」碑
 新島襄のことば(4)「閣下ニして自ら新心を得、新民とならるゝならは、実ニ閣下之大幸、邦家之福祉と存候」
薩摩と同志社
新島襄と長州-山口県の同志社水脈-
 コラム6 功山寺(下関市長府)
 コラム7 伊藤博文からの手紙
女子教育への開眼-新島襄、成瀬仁蔵、そして麻生正蔵-
 新島襄のことば(5)「役々官途二覇ガルヽハ、平生ノ願ニアラズ」
北海道を日本のニュー・イングランドに-開拓とキリスト教-
自由への踏み切り板-函館に新島襄の足跡をたどる-
 コラム8 称明寺(函館市)と福士成豊の墓

おわりに

付録・「新島襄を語る」シリーズ 七、八の目次と書評

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