内容

*池田謙斎は、明治時代の医師(1841~1918)。東京大学医学部初代綜理、陸軍一等軍医をつとめ、明治10年代後半から宮内省侍医局長の任にあたり、、我が国最初の医学博士の称号を受けた。
*池田文書とは、池田謙斎の子孫にあたる池田允彦家に保存されていた約4000通の文書類をいう。内容は、東大医学部の前身である幕府医学所関係文書およびその関係者からの書簡、ならびに池田謙斎宛の書簡などである。本書は、東京大学中枢部・陸軍軍医部・宮内省侍医として関係のあった各宮家、同僚侍医、また患者としての華族や高級官僚などによる謙斎宛書簡を上・下2分冊で収録。医学史の分野のみならず政治史や宮廷史に寄与する資料である。
*上巻には、江戸時代の種痘所(西洋医学所)の責任者である池田多仲と池田謙斎宛の書簡を発信者(51名)別に収載。文書解題、池田多仲・池田謙斎の伝記のほか、発信者の履歴と注を併載。

目次

第Ⅰ篇 池田多仲宛書簡

伊東南洋/伊東玄朴/伊東朴斎/大槻俊斎/緒方洪庵/桂川甫周/竹内玄同/林 洞海/箕作阮甫/箕作秋坪/池田多仲履歴関連文書

第Ⅱ篇 池田謙斎宛書簡

石黒忠悳/橋本綱常/林 紀/松本 順/緒方惟準/前田信輔/三宅秀/加藤弘之/三浦義純/石原助安/市川寛繁/服部一三/大木喬任/九鬼隆一/長与専斎/大鳥圭介/土方久元/相磯 慥/石井謙道(信義) /石井 淡/伊東方成/伊東政敏/伊東盛雄/伊東盛貞/岩佐 純/岩佐登弥太/岡 玄卿/小原 静/賀川満載/片山芳林/桂 秀馬/猿渡盛雅/高階経徳/高階経本/高山紀斎/竹内正信/萩原三圭/船曳清修/丸茂文興/山川幸喜/山本行正

紹介媒体

  • 日本医史学雑誌 第52巻第3号

    2006年9月20日

    岩崎鐵志

  • 『古文書研究』第66号

    2008年9月1日

    真辺将之

    書評と紹介

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