続日本仏教美術史研究
本体価格
11,000 円(税別)
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内容

前著『日本仏教美術史研究』から約20年。現役引退後も京都府下の8市町村史の編纂や奈良国立博物館の調査に携わり、美術作品の調査研究を続ける中から生まれた知恩寺本十体阿弥陀像、東寺本仁王経五方諸尊像、西大寺本馬頭観音像、神護寺薬師如来立像ほかについての研究成果15篇を収録。日本仏教美術史学における中野学説の総決算ともいえる労作。

目次

<strong>浄土教絵画篇</strong>

一 日本浄土教絵画の研究
 日本における浄土図の展開
 日本における六道絵の展開
 日本における来迎図の展開
 
二 阿弥陀影現図論 ─楊谷寺阿弥陀如来像二種を中心にして─
 楊谷寺本「孔雀に乗る阿弥陀像」
 楊谷寺本「紅頗 梨阿弥陀像」
 真言流阿弥陀信仰による阿弥陀像
 来世救済仏の選択
 弥勒信仰の展開
 楊谷寺本両阿弥陀画像の造形思想

三 知恩寺本十体阿弥陀像と観経十六観変相図
 大陸における宋以後の観経変の変貌
 日本の来迎図と影現図
 知恩寺本十体阿弥陀像の成立
 
四 天台宗の六道絵
 『北野天神縁起』(『根本縁起』)の六道絵
 聖衆来迎寺本六道絵
 天台宗六道絵の展開 

<strong>密教絵画篇</strong>

一 仁王経曼荼羅の展開 ─新出白描図像への道程─
 二種の仁王経曼荼羅
 新出の仁王経曼荼羅図像の概要
 新出の仁王経曼荼羅図像の諸問題

二 仁王経法と不動明王像
 奈良時代の五代力菩薩像
 大師御筆様仁王経法本尊像
 東密における仁王経曼荼羅建立の模索
 仁海本仁王経曼荼羅と不動明王
 醍醐寺における大師御筆様仁王経法本尊像の新たな展開
 仁王経法と不動明王
 
三 東寺本仁王経五方諸尊像論
 醍醐寺と山田寺
 定源と定海
 東寺・醍醐寺両仁王経五方諸尊像の諸問題
 転法輪法私御祈について
 東寺本仁王経五方諸尊像の特色

四 立像十二天の図像学的考察 ─とくに版本十二天の成立について─
 東寺系の新古両十二天屏風
 珍海様の立像十二天
 台密の立像十二天
 東寺本十二天屏風の系譜
 立像十二天の異相

五 石山寺観祐と密教図像
 観祐の事跡
 観祐の図像
 観祐の書と図像の特色
 絵画史上における観祐の貢献
 
六 西大寺本馬頭観音像考 ─白描図像彩色図の成立─
 補絹と補彩
 図像上の技法の特色
 文献上にあらわれる白描図像彩色図の例
 白描図像彩色図の現存例

<strong>仏像・仏画篇</strong>

一 神護寺薬師如来立像再論 ─丹波国分寺周辺の古代彫像を参照して─
 道鏡事件
 放生
 大赦と『薬師経』
 厭魅
 中野説批判に対する反論、1長坂説
 中野説批判に対する反論、2長岡説

二 大将軍信仰とその造形 ─新出の南山城旦椋神社神像群を中心にして─
 大将軍八神社神像群と旦椋神社神像群との共通点
 大将軍八神社大将軍神像の制作年代
 旦椋神社の大将 軍神像群
 南山城の大将軍信仰と牛頭天王信仰
 木津川と六字河臨法

三 城陽市極楽寺阿弥陀如来立像について ─快慶最後の造像─

四 京都国立博物館所蔵板絵四方四仏及び千仏像
 絵四方四仏及び千仏像の概要
 如来坐像の表現
 板絵の配列
 板絵の制作年代

五 仏教世界の山水
 九品来迎図と山水
 来迎図山水の霊山浄土的表現
 その他の仏画と山水との結び付き

紹介媒体

  • 中外日報26857号

    2006年3月23日

  • 仏教史学研究49巻2号

    2007年2月15日

    村松加奈子

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