内容

諏訪・伊勢・北野各神社の社家における和歌・連歌等の文化活動に焦点をにあて、その歴史的意義と実態をさぐる10篇を収録。

目次

はじめに(棚町知彌・橋本政宣)

『守武千句』の時代
  ──「跋文」の新解釈──  (井上敏幸)

中西信慶の歌事
  ──『愚詠草稿』について──  (神作研一)

伊藤栄治・永運のこと
  ──江戸前期島原藩における神事の周辺──  (川平敏文)

中島広足と本居宣長
  ──『後の歌がたり』に見られる宣長批判の内実──  (吉良史明)

伊勢御師の歌道入門
  ──名古屋大学附属図書館神宮皇学館文庫所蔵『藤谷家御教訓』 解題と翻刻──  (加藤弓枝)  

北野宮仕(中)という歌学専門職集団の組織と運営の実態(資料編) 
  ──小松へ流出した頭脳・能順「伝」の基底として──  (棚町知彌) 

北野社家における歌道添削について
  ──香川景樹門 松園坊清根の詠草を中心に──  (菊地明範)

近世における地方神主の文事
  ──越前鯖江の舟津神社神主橋本政恒を中心に──  (橋本政宣)

刊本『さゝぐり』の成立
  ──長崎橿園社中の台頭──  (吉良史明)

連歌御由緒考
  ──山田通孝に至るまで── (入口敦志)

紹介媒体

  • 中外日報 第26820号

    2005年12月6日

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