ミシンと衣服の経済史【オンデマンド版】
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ミシンと衣服の経済史【オンデマンド版】

地球規模経済と家内生産

岩本真一 著

  • 体裁
    A5判・330頁
  • 初版年月
    2017年06月
  • ISBN
    978-4-7842-7033-0

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著者・編者略歴

いわもと・しんいち・・・1970年奈良県生まれ.大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学).同研究科特任助教などを経て、現在、大阪経済大学日本経済史研究所研究員、同大学・大阪産業大学非常勤講師.専門は日本経済史.共著に日本経済史研究所編『東アジア経済史研究〈第1集〉―中国・韓国・日本・琉球の交流―』(思文閣出版、2010年).

内容

19世紀後半から20世紀半ばにかけて、シンガー社のミシンは世界を席巻し、東アジアはその最終市場であった。こうした状況下でのシンガー社の日本進出を中心に、近代日本におけるミシンの普及と衣服産業の展開を分析。衣服産業については工場内生産のみならず家内生産にも視野を広げ、これまで断片的にしか知られてこなかった近代日本衣服産業の概要と特徴を明らかにする。(初版2014年)

目次

序章 問題の所在と本書の課題
 第1節 問題の所在―消費財と生産財―
 第2節 本書の課題と構成

第1部 ミシンの特質と普及過程

第1章 繊維機械としてのミシン
 第1節 繊維機械の比較(1)―開発時期と機械化内容―
 第2節 繊維機械の比較(2)―工場動力化率―
 第3節 ミシンの特徴

第2章 ミシン多様化の意味
 第1節 米国ミシン会社とイノベーション
 第2節 シンガー社製品の多様性
 第3節 多様化と競争基盤

第3章 ミシンの東アジアへの普及
 第1節 シンガー社の対東アジア戦略
 第2節 東アジアにおけるミシン普及

第4章 近代女性の共時性と衣服商品化の波
 第1節 服を作る女性―裁縫教育と良妻賢母像―
 第2節 服を買う女性―都市遊歩とモダン・ガール像―
 第3節 二重の洋服化―洋服の普及と伝統服の改良―
 第4節 衣服商品化の時間差

第5章 日本のミシン輸入動向と普及経路
 第1節 ミシン台数の推計とミシン導入の略史
 第2節 1883~1894年(第1期):ミシンの初出
 第3節 1895~1913年(第2期):足踏式ミシンの普及
 第4節 1914~1937年(第3期):ミシン普及経路の多様化
 第5節 1937~1945年(第4期):輸入の途絶と国産の台頭
 第6節 小括―ミシンと衣服産業―


第2部 衣服産業の形態と展開過程

第1章 衣服産業の類型―規模と生産体制―
 第1節 衣料品部門産業化の概要と概念
 第2節 全体動向―出荷額の推移と材料生地の傾向―
 第3節 規模別4類型の基準
 第4節 規模類型と諸工場
 第5節 規模の固定化

第2章 衣服産業の地域分布
 第1節 統計類の比較と『工業統計表』の概要
 第2節 府県数からみた分布類型
 第3節 小括

第3章 中規模工場の経営動向―藤本仕立店の生産体制と多品種性―
 第1節 藤本仕立店の概要
 第2節 生産体制―自家生産と委託生産―
 第3節 取扱製品―多品種性と主力品の推移―
 第4節 小括―安定営業の要因に関して―

第4章 製帽業の構造と展開―その多様性と工程間分業―
 第1節 製帽業の位置
 第2節 生産動向
 第3節 製帽業の構造
 第4節 品種別特徴と生産工程
 第5節 小括

終章 ミシンと衣服の経済史―生産体制論と現代―
 第1節 ミシンと衣服の経済史
 第2節 現代―裁縫工場の外国移転―
 第3節 ミシンと衣服産業の先駆性


あとがきと謝辞
収録論文初出一覧
参考文献
図表一覧
索引(事項/地名/人名・組織名)

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