近世教育思想史の研究【オンデマンド版】
定価
8,250 円(税込)
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近世教育思想史の研究【オンデマンド版】

日本における「公教育」思想の源流

辻本雅史 著

  • 体裁
    A5判並製・376頁
  • 刊行年月
    2016年10月
  • ISBN
    978-4-7842-7020-0

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著者・編者略歴

つじもと・まさし・・・京都大学名誉教授

内容

18世紀の後半の幕藩公権力に取り組まれた教育的諸政策に思想的考察を加え、その教育史的意義を明らかにすると共に、そこで展開される思想と論理がいかなる構造と特質をもって近代の国家主義的教育政策に繋がっていくかを解明する。19世紀日本の「教育爆発の時代」は、天明・寛政期にすでに始動していたとみる著書による意欲的な一書である。(初版1992年)

目次

問題の所在-「教育爆発」への始動と教育思想史の構想-

序 章 儒学における教育思想の基本的特質-朱子学を中心に-
儒学思想の基本的特質/儒学思想における教育の問題

第一章 荻生徂徠の教育思想
徂徠学の基本構成-「道」と世界-/人間観/学問および教育思想/徂徠の人間観の性格/徂徠学と徂徠学以後の展開

第二章 折衷学の教育思想-細井平洲を中心に-
近世中期藩政改革と細井平洲/平洲の儒学説-「道説」を中心に-/平洲の「名君」像と愚民観/平洲の学問の性格/折衷学派の評価をめぐって/武士教育論と学校論/平洲の思想の意義と限界

第三章 天明・寛政期における徂徠学-亀井南冥の思想と教育-
亀井南冥略伝/学問の目的/学問と政治の関係/武士教育論/孔子一尊主義/古医方の立場と南冥における「主体」/南冥学の意義

第四章 亀井南冥の学校論と福岡藩校
南冥の学校論と人材登用論/福岡藩における藩校の設立とその背景/福岡藩の藩校設立と南冥/福岡藩寛政異学の禁について

第五章 寛政異学の禁をめぐる思想と教育-正学派朱子学と異学の禁-
天明・寛政期の画期性と異学の禁研究をめぐって/異学派の学問観/正学派朱子学の思想と論理/異学の禁政策と松平定信/正学派朱子学の教育史上の意味

第六章 国家主義的教育思想の源流-後期水戸学の国家意識と統合論-
後期水戸学における二つの側面/危機認識の特質/会沢の民衆観/国体論の構造と特質/後期水戸学の影響-久留米藩の場合-/忠孝国家論の構想と日本の近代

終章 結語-統合と教育を中心に-

初出一覧
あとがき
索引(人名・事項)

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