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忘れられた祭り 京都染織祭

恐慌・戦争・復興を駆ける

公益社団法人 京都染織文化協会 監修

北野裕子 著

  • 体裁
    B5判並製・88頁(カラー23頁)
  • 刊行年月
    2021年07月
  • ISBN
    978-4-7842-2016-8

内容

染織祭とは、昭和恐慌期に起こった祭りである。なかでも女性時代風俗行列は男性装束のみの時代祭と対比され、祇園祭にも匹敵する観客を集め、染織業界のみならず多くの業界がこれに便乗し、当時「京都四大祭りの一つ」と謳われた。古墳時代から八つの時代を重ね江戸時代末期まで、絢爛豪華な装束を着た女性たちが練り歩く、まさに衣装で綴る時代絵巻であった。

本書では、祭りを創設した京都染織業界、その中核となった京都染呉服商、さらに祭りを支援した京都市の動向を追っていく。長年謎に包まれていた祭りの実態を新出史料から解き明かし、恐慌・戦争・復興を駆け抜けた染織祭の意義を考える。

目次

プロローグ ―染織祭との出会い 

本題に入る前に
第一章 創設への道程 ―発端・中核・構想
第二章 染織祭の背景 ―京都染織業界と京都市、それぞれの思惑
第三章 染織祭の展開 ―第一回・第三回染織祭と女性時代風俗行列
第四章 染織祭の変質 ―戦時期・戦後復興期の活動
まとめ

エピローグ ―染織祭の意義

付表 染織祭関連年表
   参考文献リスト
付録 染織祭関連資料紹介
   染織祭女性時代衣装一覧

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