内容

日々、宝物の保存と修理に携わる宮内庁正倉院事務所の研究者をはじめ、東大寺・奈良国立博物館ゆかりの国内外の研究者が、正倉院宝物の様々な面を報告・討論するシリーズ最終巻。

2014~2016年正倉院学術シンポジウム「正倉院宝物に日本文化の源流をみる」「正倉院と奈良国立博物館~一二〇年のあゆみ」「正倉院正倉」の成果を収録。

目次

第Ⅰ部 正倉院宝物に日本文化の源流をみる
(正倉院学術シンポジウム2014)
正倉院宝物の性格について(北 啓太)
正倉院宝物にみる資源の有効利用(飯田剛彦)
日本工芸の源流としての正倉院宝物(内藤 栄)
パネルディスカッション「正倉院宝物に日本文化の源流をみる」

第Ⅱ部 正倉院と奈良国立博物館~一二〇年のあゆみ
(正倉院学術シンポジウム2015)
北村家三代の漆工芸(北村昭斎)
奈良国立博物館と正倉院の伝統(湯山賢一)
正倉院管理の沿革と正倉院事務所の伝統(杉本一樹)
森鷗外と正倉院(田良島 哲)
パネルディスカッション「正倉院と奈良国立博物館」

第Ⅲ部 正倉院正倉
(正倉院学術シンポジウム2016)
正倉と正倉院宝物(杉本一樹)
正倉院正倉整備工事の成果(春日井道彦)
奈良時代平瓦から見た正倉院正倉(岩永省三)
平安時代の御物と御蔵(斎木涼子)
パネルディスカッション「正倉院正倉」

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