内容

2014年、韓国・圓光大学校において「仏教と社会」をテーマとして開催された第23回国際仏教文化学術会議の基調講演ならびに研究発表を収録。仏教の社会共同体における役割、仏教者が個人に提供できるサービスの具体例・実践すべき理念、などの問題について、韓国と日本の研究者が、多方面から議論した成果。

目次

中世遁世者にみる自己と世間 池見澄隆(佛教大学名誉教授)
 ―無住『雑談集』を中心に―

現代社会における宗教の一役割 韓乃彰(圓光大学校教授)
―仏教のマインドフルネス瞑想の心理治療的作用を中心に―

日本における死者祭祀と仏教 八木透(佛教大学歴史学部教授)
 ―民俗学の視座より―

持続可能な生態社会のための仏教者の生命清規 柳淨拮(浄土会 エコーブッダ理事)

近世の大蔵経刊行と宗存 馬場久幸(佛教大学非常勤講師)

仏教と戦争 元 永常(圓光大学校研究教授)
 ―浄土真宗戦時教学の構造分析を中心として―

第23回国際仏教文化学術会議 総括 鄭 舜日(圓光大学校教授)


要旨(英文・ハングル)
執筆者紹介
翻訳者紹介

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