在京大名細川京兆家の政治史的研究
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在京大名細川京兆家の政治史的研究

浜口誠至 著

  • 体裁
    A5判・328頁
  • 初版年月
    2014年04月
  • ISBN
    978-4-7842-1732-8

著者・編者略歴

はまぐち・せいじ・・・1982年三重県生.筑波大学大学院博士課程 人文社会科学研究科修了.博士(文学).現在、東京都立産業技術高等専門学校非常勤講師、東京大学史料編纂所技術補佐員 他。主要論著:「足利義稙後期の幕府政治と御内書・副状」(四国中世史研究会・戦国史研究会編『四国と戦国世界』、岩田書院、2013年

内容

戦国期に室町幕府の政策決定に参画した大名を「在京大名」と規定し、その中でも代表的な存在である細川京兆家の政治的位置を明らかにすることで、戦国期幕府政治の構造的特質を解明する。
まずは、幕政を将軍・大名による共同執政という観点から捉え直し、両者を一体的に検討するために幕府儀礼に注目、次に、細川京兆家独自の政治動向である奉行人奉書による裁許の補完と幕政代行を検討することで、細川京兆家の政治的位置の解明を図る。最後に明応の政変以前からの在京大名の政策決定への関与を動態的に考察、制度史中心の幕府政治史を相対化する。

目次

序章
一 幕府政治史研究の軌跡と本研究の視角
二 本研究の構成と意図

第一章 戦国期の幕府儀礼と細川京兆家
 第一節 猿楽興行と在京大名
  将軍御所の猿楽興行/猿楽興行の定例化と挫折/船岡山合戦後の猿楽興行/義晴期の猿楽興行
 第二節 大名邸御成と在京大名
  大名邸御成と御成記/政治過程における大名邸御成
 第三節 足利将軍家元服儀礼と在京大名
  足利将軍家元服儀礼の構造的特質/足利義澄の元服/足利義晴の元服/足利義輝の元服

第二章 細川京兆家奉行人奉書による幕政の補完と代行
 第一節 室町幕府奉行人奉書と細川京兆家奉行人奉書
  細川京兆家奉行人奉書による遵行/細川京兆家奉行人奉書と山城国守護
 第二節 細川京兆家奉行人奉書の社会的効力
  細川京兆家奉行人奉書発給の契機/細川京兆家奉行人奉書の機能
 第三節 細川京兆家奉行人奉書発給の背景
  将軍権力の政務処理/細川京兆家の課題解決力
 第四節 細川京兆家の政治機構
  細川京兆家奉行人の活動/細川京兆家の訴訟審理・裁許

第三章 義稙後期・義晴前期の幕府政治と細川高国
 第一節 義稙後期の幕府政治
  明応の政変以前の幕政運営/義稙後期の幕政運営/幕政運営をめぐる将軍と在京大名の対立
 第二節 義晴前期の幕府政治―「御作事方日記」を中心に―
  将軍御所移転計画の遂行/義晴前期の幕政運営

終 章
一 在京大名細川京兆家の政治的位置
二 「在京大名」について


参考史料一覧/参考文献一覧/あとがき/索引(人名・事項)

紹介媒体

  • 『日本歴史』804号

    2015年5月1日

    古野貢(武庫川女子大学講師)

    書評と紹介

  • 『歴史学研究』938号

    2015年11月15日

    山田康弘

    書評

  • 『古文書研究』80号

    2015年12月

    木下昌規

    書評と紹介

  • 『史林』99巻2号

    2016年3月

    紹介

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