ツウテンロウニッキ

通天楼日記

横山松三郎と明治初期の写真・洋画・印刷

冨坂賢 編

柏木智雄 編

岡塚章子 編

  • 体裁
    A5判上製・602頁
  • 刊行年月
    2014年04月
  • ISBN
    978-4-7842-1729-8

内容

横山松三郎(1838~1884)………近代初頭に写真・洋画・印刷などの分野で重要な足跡を残す。明治4年「旧江戸城写真帖」・明治5年「壬申検査関係写真」(重要文化財・東京国立博物館)にも関わり、文化財保護の分野でも大きな足跡を残した。

本書は、横山松三郎が上野池之端に開業した写真館兼私塾・通天楼での出来事を記した日記「通天楼日記」の翻刻と影印、ならびに横山松三郎自らが記した履歴書である「横山松三郎自筆手記」、門人である亀井至一・下國羆之輔らが作成した「横山先生履歴草稿」の翻刻を収載する。これらは黎明期の日本写真史・洋画史・印刷史の実態を明らかにする一級の史料群である。

目次

[翻刻]
明治六年通天楼日記/明治七年通天楼日記
明治十二年日記/横山松三郎自筆手記
横山先生履歴草稿

[影印]
明治六年通天楼日記/明治七年通天楼日記
明治十二年日記

[論考]
横山松三郎と通天楼(冨坂 賢)
 ―「明治六年日記」を素材として

通天楼をめぐる人々(柏木智雄)
 ―洋画とのかかわりを中心として

横山松三郎事績―横山家所蔵資料を中心に(岡塚章子)

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