著者・編者略歴

なかい・しんこう…一九四三年滋賀県生。大阪大学大学院文学研究科博士課程(国史学専攻)修了、文学博士(佛教大学)。佛教大学文学部教授、佛教大学学長を経て、現在、学校法人佛教教育学園理事長。〔主要著書〕『日本古代の仏教と民衆』(評論社).『日本古代仏教制度史の研究』(法藏館).『行基と古代仏教』(永田文昌堂).『朝鮮と日本の古代仏教』(東方出版).『法然伝と浄土宗史の研究』(思文閣出版).『日本の名僧⑦念仏の聖者 法然』(編 吉川弘文館).『法然絵伝を読む』(思文聞出版).『法然上人絵伝集成』①~③(監修 浄土宗).『絵伝にみる法然上人の生涯』(法藏館).

内容

著者のライフワークである法然上人絵伝の研究を集大成した学界待望の論文集。知恩院本『法然上人行状絵図』の成立、絵伝諸本の個別研究をはじめ、専修念仏に先立つ百万遍念仏の歴史的展開を考察した2論文、古代仏教に関する論考4編を含む、合計19編からなる。今後の法然上人伝記研究を進める上での基本文献として貴重な一冊である。

目次

第一部 法然上人絵伝の系譜

「法然伝」研究二題
法然上人絵伝の成立


第二部 法然上人絵伝の個別的研究

『伝法絵』の善導寺本と国華本
『伝法絵』(『本朝祖師伝記絵詞』)の作者と成立
『法然上人伝絵詞』(琳阿本)について
『法然聖人絵』(弘願本)について
『拾遺古徳伝絵』について
『法然上人行状絵図』成立私考
  ―『九巻伝』取り込み説批判―


第三部『法然上人行状絵図』をめぐる諸問題

法然諸伝に見える遊女教化譚
  ―『行状絵図』と『九巻伝』の前後関係―
『法然上人行状絵図』と『法然上人伝記』(九巻伝)
『法然上人行状絵図』所収の太政官符
『法然上人行状絵図』の書誌
『法然上人伝記』(九巻伝)の成立について


第四部 百万遍念仏考

念仏結社の展開と百万遍念仏
  ―専修念仏の前史―
藤原頼長の百万遍念仏


第五部 古代仏教の諸相

僧尼令の法的起源
  ―特に任僧綱条を中心にして―
甲賀宮・甲賀寺と近江国分寺
平安初期の神仏関係
  ―特に護法善神思想と神前読経・神分得度について―
祇園社の創祀と牛頭天王
  ―今堀太逸氏の所論に寄せて―


初出一覧
あとがき
索引(人名・寺社・事項・絵伝)

紹介媒体

  • 「中外日報」

    2013年11月9日

    読書週間特集

  • 『月刊住職』12月号

    2013年12月

    Book Review

  • 『日本歴史』797号

    2014年10月1日

    祢津宗伸

    書評と紹介

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