タカキセンエモンニカンスルケンキュウ

髙木仙右衛門に関する研究

「覚書」の分析を中心にして

髙木慶子 著

  • 体裁
    A5判上製・228頁
  • 刊行年月
    2013年04月
  • ISBN
    978-4-7842-1684-0

著者・編者略歴

(たかき・よしこ)・・・熊本県生まれ.聖心女子大学文学部心理学科卒.上智大学大学院神学研究科博士前期課程修了.博士(宗教文化).現在、上智大学特任教授・上智大学グリーフケア研究所所長・「生と死を考える会全国協議会」会長・「兵庫・生と死を考える会」会長 【著書】『死と向き合う瞬間―ターミナル・ケアの現場から』(学習研究社)、『大震災-生かされたいのち』(春秋社)、『喪失体験と悲嘆―阪神淡路大震災で子どもと死別した34人の母親の言葉』(医学書院)、など多数。

内容

江戸時代末期~明治初期に起きたキリスト教信徒弾圧事件「浦上四番崩れ」。中心人物である高木仙右衛門の「覚書」を分析、宗教学・歴史学の視点から、信教の自由獲得に果たした役割を論証。仙右衛門の曾孫による、キリスト教史研究。

目次

第1部 本文編

第1章 国預け
 1 パリ外国宣教会と大浦天主堂
 2 信徒発見
 3 浦上四番崩れ
 4 「旅」
 5 浦上キリシタン問題と国際世論

第2章 「仙右衛門覚書」についての分析検証
 1 仙右衛門の生涯
 2 「仙右衛門覚書」
 3 見舞状
 4 切支丹牢屋ノ唄
 5 次男源太郎について

第3章 キリシタン禁制高札撤去の背景-従来の研究の問題点を洗い直す-
 1 従来の研究の動向
 2 従来の研究に関する問題点の考察
 3 信教の自由獲得のための真実の要因
 4 信教の自由獲得のために果たした仙右衛門の役割
 結論

第2部 史料編
 1 「仙右衛門覚書」
 2 見舞状
 3 切支丹牢屋ノ唄
 4 「仙右衛門覚書」(現代文)

年譜
参考文献

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