いけばなにみる日本文化
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いけばなにみる日本文化

明かされた花の歴史

鈴木榮子 著

  • 体裁
    四六判・口絵カラー2頁・356頁
  • 刊行年月
    2011年02月
  • ISBN
    978-4-7842-1557-7

日本図書館協会選定図書

著者・編者略歴

すずき・えいこ…西宮市出身。短大入学と同時に花嫁修業として小原流いけばな入門。卒業後、日本航空国際線客室乗務員。結婚退職後カナダ・アメリカ滞在を経て広島に帰国。1983年から「英語でいけばな」クラス開講。国内外生徒を指導する中で、いけばなとは何かと疑問をもつ。慶應義塾大学にて再修学、2006年宝塚造形芸術大学大学院(当時)にて芸術学博士学位取得。現在、広島大学・広島女学院大学・宝塚大学大学院などで非常勤講師も勤める。いけばなクラスにおける活動範囲は幅広く、それらをホームページにて紹介中。http://www.hbs.ne.jp/home/suzuki/

内容

古代の供花から現代のいけばなにいたるまで、日本文化に一貫して継承されてきた精神とは、「生」への意識すなわち生命を尊ぶ思想である――
"お稽古事"としてとらえられがちで、外形の歴史にしか注目されてこなかったいけばな。その精神にはじめて学問的な光をあて、日本文化という大きな枠組みの中でとらえる。元国際線スチュワーデスであり、外国人向けの「英語でいけばな」教室を主宰する著者が、時間の経過、流派の差異を超え、いけばなに継承される精神を探る試み。図版多数掲載

目次

 【立てる】        

第一章 供花の日本化
伝来当初の華美/「十六羅漢像」に描かれる供花/「平家納経」にみられる「生」の意識/供える花から飾る花へ

第二章 立花
「立てる」と「挿す」/座敷飾における植物の飾り/たて花/『山科家礼記』にみられる植物/植物の精霊/『看聞日記』にみられる「生」の意識/『専応口伝』の思想/立花の型


 【いける】        

第三章 抛入花
「いける」/『抛入花伝書』の「いける」精神/中国の文人趣味/『瓶史』の精神と文人生け

第四章 芸道としてのいけばな
花道の成立/禅と芸道/『槐記』にみられる芸道の精神/『槐記』に記された花/抛入花の独創/千葉龍卜の思想/花道としてのいけばな/生花(せいか)/水揚げへの関心

第五章 世間からみる立花・いけばな
『西鶴織留』に描かれる立花/『女重宝記』


 【継承する】       

第六章 盛花
小原雲心の自然盛花/盛花の展開/山根翠堂の自由花/重森三玲の挿花芸術論/挿花芸術論の考察/挿花芸術論の展開

第七章 戦後の花道界
戦後復興と前衛挿花/展覧会と流派

第八章 考察「いけばなにみる日本文化」
いけばなの展開まとめ/いけばなに継承されるもの/いけばなの役割


表一 『山科家礼記』にみられる植物に関する記述


あとがき
図版一覧

紹介媒体

  • 「中国新聞」

    2011年4月3日

    佐田尾信作

    読書

  • 『フローリスト』5月号

    2011年4月8日

    おすすめ新刊本

  • 『広島芸術学会会報』112号

    2011年5月6日

    新刊本の紹介

  • 『挿花』(小原流)

    2011年5月

    information

  • 『なごみ』7月号

    2011年7月1日

    新刊案内

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