知の伝達メディアの歴史研究
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知の伝達メディアの歴史研究

教育史像の再構築

辻本雅史 編

  • 体裁
    A5判・300頁
  • 刊行年月
    2010年03月
  • ISBN
    978-4-7842-1500-3

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内容

「学校困難」の21世紀、教育はどこに向かうのか。その問いは、電子メディア主導の現在進行中の「メディア革命」と無関係ではありえない。学校が果たす役割や機能も、17世紀以来の「文字と印刷の時代」とは次元を異にした段階に入っている。
本書では、「教育」を「知の伝達」ととらえなおし、その伝達のための媒体を「メディア」と規定することで、これまでのような、学校を中心とした教育史像ではなく、学校を含みながらも、学校を越えたところでなされる人間形成の営みを、全体としてとらえなおす視点を提示する。

目次

Ⅰ
「教育のメディア史」試論 ―近世の「文字社会」と出版文化―  (辻本雅史・京都大学教育学研究科教授)
西洋の教育文化における音声言語と書記言語の葛藤 ―教育史認識の「メディア論的転回」によせて― ( 宮澤康人・東京大学名誉教授)
「テレビ的教養」のメディア史  ―教育史と文化史が見落したもの―  (佐藤卓己・京都大学教育学研究科准教授)
  
Ⅱ
往来物のテクスト学  ( 八鍬友広・新潟大学教育学部教授)
近世後期における旅の学習効果 ─メディアとしての名所─   (鈴木理恵・広島大学教育学研究科准教授)
近世僧侶における町人との交わり ─知の伝達メディアとしての僧侶に関する一試論─ ( 梶井一暁・鳴門教育大学学校教育学部准教授)
  
Ⅲ
学齢児童成立史 ─「小学校児童」というメディア─ ( 柏木敦・兵庫県立大学経済学部准教授)
明治前期の道徳教育メディアにみる学校と社会  ─教育錦絵・学校用修身教材・教育幻灯の比較分析― (青山貴子・山梨学院大学現代ビジネス学部専任講師)
メディアによる女学生批判と高等女学校教育 ─女性が教育を受けることはどのようにとらえられたか─ ( 小山静子・京都大学人間・環境学研究科教授)

Ⅳ
閉じられたハワイ移民教育の記憶 ─日本語学校は何を語るのか─ ( 沖田行司・同志社大学社会学部教授)
「沖縄言語論争」再考   (長谷川精一・相愛大学人間発達学部教授)
「学徒出陣」研究序説  (西山伸・京都大学大学文書館准教授)

紹介媒体

  • 『日本の教育史学』第54集

    2011年10月1日

    橋本伸也(関西学院大学)

    書評

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