たにざわ・ただひこ……1941年大阪市生まれ.63年,京都大学在学中,司法試験合格.最高裁判所附属司法研修所を経て弁護士を開業.
現在,学校法人・ルネス学園グループ代表理事.学校法人・江の川学園理事長.第15回イエローリボン賞(ベストファーザー賞'96年)受賞.テレビや講演活動を通じて,これからの社会と学校教育・家庭教育のあり方を語り,健康福祉を提唱する.
主な著書に『偏差値をぶっとばせ』『いじめなんかはねかえせ!』『弁護士 桜春彦の奇想天外』『死の創り方 死ぬまで元気に生きる知恵の本』などがある.
ジョウネツノイショクイ
情熱の移植医
田中紘一の新たな挑戦
-
体裁四六判・256頁
-
刊行年月2009年12月
-
ISBN978-4-7842-1493-8
著者・編者略歴
内容
命と向き合う臓器移植医-
若き日の「この子をなんとか助けたい」の一念から、生体肝移植術を開発し、確立した情熱の移植医・田中紘一。高校からの親友がその生き様を熱く綴る。
シーボルト以来西洋諸国から学んだわが国で、今、田中を中心とする京大チームが、生体肝移植術を世界に発信する。さらにこの度、神戸の地で高度医療施設、並びに世界の医療人の教育・育成を目指す田中紘一の新たな挑戦が始まっている。
目次
第一章 天才ではない、心優しい努力の人である
小・中学生時代の田中
大分上野ヶ丘高校時代
京大医学部時代
若手医師として
生体肝移植術の開発、
第二章 誠実なつき合い
医療事件の秘密兵器
膵臓の摘出と救命、
第三章 京大教授に就任
小澤和恵名誉教授の挨拶
焼肉弁当と生体肝移植術
第四章 臓器移植をとりまく諸問題
安楽死について
脳死は人の死といえるのか
小児脳死移植は認められるべきか
第五章 生体肝移植
生体肝移植のはじめ
肝移植の症例
臓器移植の歴史
わが国における臓器移植について
札幌医大和田寿郎教授の心臓移植事件
第六章 なぜ、生体肝移植を考え開発したのか
生体肝移植の開発
生体肝移植にかける思い
移植医としてのすぐれた技術
第七章 生体肝移植のめざすもの
生体肝移植のあゆみ
手がけた生体肝移植施行例
田中紘一の書いた生体肝移植文献
生体肝移植にかける思い
大きな足跡と人となり
第八章 臓器移植法案
第九章 新たな挑戦
熱い思い
応援団の結成
田中紘一先生と私たちの思い
田中先生と出会い命を救われた
紹介媒体
-
大分合同新聞
2009年12月6日
新刊紹介