内容

江戸末期折衷派の儒者、広瀬旭荘の幕末(天保4一文久3)31年間の日記(日間瑣事備忘)を中心に、詩文・随筆・書簡まで全て網羅した。ことに日記は幕末各分野の実態と動向を伝える生きた資料であり、各界の名家がことごとく登場し、その詳細な記録に興味はつきない。
本巻には、同時代清の文人・愈曲園に「東国詩人の冠」と評されるほどであったその詩業・文筆活動を集成。

目次

■詩 集  影印篇
    広瀬先賢文庫(大分県日田市)所蔵の善本を影印(写真版)で掲載
  ・梅墩詩鈔 初~四篇
  ・梅墩詩鈔 五篇
  ・梅墩 七篇
  ・東遊稿
  ・西遊紀行

■梅墩詩鈔拾遺(新編)  岡村 繁 編
    影印篇からもれた詩篇を、現在残存する諸種の写本や刊本の中から捜集編纂(活字組)

■旭荘文集(新編)  井上敏幸編
    旭荘が他書に寄せた序や跋から墓誌銘にいたるまで、旭荘が残した文を集成(活字組)

■解説  井上敏幸

紹介媒体

  • 「大分合同新聞」

    2011年1月13日

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