太子信仰と天神信仰
定価
7,150 円(税込)
本体 6,500円
在庫状況: 在庫あり(美本なし)

関連書籍

タイシシンコウトテンジンシンコウ

太子信仰と天神信仰

信仰と表現の位相

武田佐知子 編

  • 体裁
    A5判・口絵カラー口絵2頁、本文352頁
  • 刊行年月
    2010年05月
  • ISBN
    978-4-7842-1473-0

カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございます。ネット書店ではご注文できません。営業部(pub@shibunkaku.co.jp)へご注文願います。

内容

時代を超えて、上下を通じた諸階層の篤い崇敬を得てきた、聖徳太子信仰・天神信仰の比較研究。各専門分野の研究者による、両信仰に関わる美術史、文学史、宗教史、芸能史的研究を集成し、時代のニーズとともに変化する信仰の形態や、それに付随するイメージの付与、そして宗派や地域を越えて多面的に利用されるそれぞれの信仰の進化形について明かす。

目次

総論 太子信仰と天神信仰 ―問題の所在―(武田佐知子・大阪大学)

第1部

室町時代の紀行文に見る天神信仰・太子信仰 ―宗祗『筑紫道記』と三条西公条『吉野詣記』―(鶴?・裕雄・帝塚山学院大学)
太子信仰と天神信仰 ─真宗史の視点から─(高島幸次・大阪大学)
江戸時代の天神信仰・太子信仰と城下町金沢の文化(濱岡伸也・石川県立歴史博物館)

第2部

聖徳太子伝の史料的性格 ─宗教的テキストの生成・流伝形態─(下鶴隆・大阪府立福泉高等学校)
拡散する聖徳太子伝承 ─近江に広がる聖徳太子寺院建立伝承と守屋合戦譚の展開─(松本真輔・韓国慶熙大学校)
唐本御影の伝来過程をめぐって ─背負わされた法隆寺での役割─(伊藤純・大阪歴史博物館)
地誌としての寛文刊本『聖徳太子伝記』 ─近世太子信仰の展開に関する一考察─(榊原小葉子・スタンフォード大学)

第3部

菅原道真の仏教的言説とその継承 ─『菅家文章』から「賽菅丞相廟願文」へ─(稲城正己・京都文教大学)
北野聖廟和歌・連歌とその功徳 ─病気平癒・諸願成就・連歌会所・短冊関を中心に―(脇田晴子・石川県立歴史博物館)
正面向きで直立する異色の束帯天神画像について(松浦清・大阪工業大学)
菅生天満宮所蔵・掛幅形式の天神縁起絵について(鈴木幸人・北海道大学)
越前国敦賀郡の天神信仰・序説 ─気比神宮とその周辺―(竹居明男・同志社大学)

あとがき(高島幸次)

紹介媒体

  • 「中外日報」

    2010年7月15日

    中外図書室

  • 「てんまてんじん」第58号

    2010年7月25日

    新刊紹介

  • 『日本史研究』第581号

    2011年1月

    芳澤元

    新刊紹介

  • 『地方史研究』351(第61巻第3号)

    2011年6月1日

    西海賢二

    新刊紹介

関連書籍

  • このエントリーをはてなブックマークに追加