タイヘイキ

太平記

龍谷大学善本叢書26

大取一馬 責任編集

加美宏 解説

浜畑圭吾 解説

  • 体裁
    A5判・口絵2頁/792頁
  • 刊行年月
    2007年10月
  • ISBN
    978-4-7842-1365-8

外函等に汚れ・傷みがございます。予めご了承くださいませ。

内容

 南北朝期の内乱を題材として描いた『太平記』全40巻は、混沌とした流動的な時代の状況とその時代を生きた人物をみごとに描写している。また、後世に与えた影響も甚大であり、それは以後の軍記物にだけではなく、仏教説話集や謡曲・幸若舞・御伽草子・浄瑠璃などにも及んでいる。
 しかし、『太平記』はその分量も多く、細部にわたって比較検討することがこれからの課題であり、学界では、影印公刊し、資料を提供する必要に迫られている。
  龍谷大学図書館所蔵の『太平記』は、室町時代末期の写本で、巻1から巻12までの12冊である。現在の分類では丙類の天正本系統に分類され、国立国会図書館蔵義輝本と同じ祖本をもつ伝本であるという位置づけがなされている。また当該本は冩字臺文庫本の一つである。
 全冊を影印で収録。解説:加美宏・浜畑圭吾。

目次


 まえがき (大取一馬)

 巻第一~巻第十二   影印

 解説(加美 宏・浜畑圭吾)

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