キンセイナガサキタイガイケンケイシリョウ

近世長崎・対外関係史料

太田勝也 編

  • 体裁
    A5判・口絵4頁、本文724頁
  • 刊行年月
    2007年09月
  • ISBN
    978-4-7842-1362-7

著者・編者略歴

(おおた・かつや)・・・1943年北海道生.中央大学大学院博士課程修了,1990年文学博士(中央大学).現在筑波大学大学院教授.主著『鎖国時代長崎貿易史の研究』(思文閣出版,1992年)

内容

近世の長崎町方や対外関係に関する史料4点を活字化。詳細な注と解題を付す。

目次

口絵 モノクロ4頁

<b>長崎御役所留</b>
(国立公文書館内閣文庫所蔵)
長崎奉行所に受け継がれて来た文書・記録類をもとに編纂されたもので、長崎奉行所が受けた老中からの奉書をはじめとする諸下知等が収められており、編纂物ではあるが、この種の現存史料としては唯一の第一級のもの。寛永16年(1639)から宝永7年(1710)に至る71年間分。

<b>長崎諸事覚書</b>
(国立公文書館内閣文庫所蔵)
長崎関係の史料としてはもっとも初期に成立した一つ。寛文12年(1672)から始まる画期的な貿易仕法である貨物市法の成立期に長崎奉行所で編纂したもの。

<b>長崎記</b>
(東北大学附属図書館狩野文庫所蔵)
長崎奉行中川忠英の手になるもので、かなり具体性に富む記事を多く有す。

<b>長崎旧記</b>
(筑波大学附属図書館所蔵)
長崎および対外関係の主要な事柄が、目録数で言えば74の記事にまとめられ、他の地誌・旧記類にくらべ比較的良質の記事を持つ。

解題・索引

紹介媒体

  • 週刊読書人

    2007年12月28日

    堀新

    2007年回顧

  • 洋学史研究第25号

    2007年4月25日

    片桐一男

    書評

  • 『史学雑誌』第118編第2号

    2009年2月20日

    木村直樹

    新刊紹介

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