トウジニジュウイッククソウカタヒョウジョウヒキツケダイサンカン

東寺廿一口供僧方評定引付 第3巻

自永享四年至嘉吉二年

伊藤俊一 編

富田正弘 編

本多俊彦 編

  • 体裁
    A5判・368頁
  • 初版年月
    2018年05月
  • ISBN
    978-4-7842-1185-2

著者・編者略歴

いとう・としかず…名城大学人間学部教授

とみた・まさひろ…富山大学名誉教授

ほんだ・としひこ…金沢学院大学文学部准教授

内容

◇日本中世の基本史料であり、国宝として名高い「東寺百合文書」のなかに含まれる「東寺廿一口供僧方評定引付」を編年順に編集・翻刻し、校定・注釈(とくに関連文書の注記)を加える
◇人名・役職立場・地名の比定などにそのつど傍注を付す
◇人名・地名・寺社名など重要語句については頭注を付し、別巻に索引を掲載する
◇本書所蔵の記事に関連する文書記録が東寺百合文書・教王護国寺文書・東寺文書・阿刀家文書その他にある場合は、補注で文書番号・日付・文書名などを掲げた

※「東寺廿一口供僧方評定引付」(とうじにじゅういっくくそうかたひょうじょうひきつけ)

 東寺の廿一口供僧方は鎌倉時代後期までに公家(朝廷)の支援によって創られた国家祈祷を行う寺僧の組織。構成員による自治的な共同経営で、供僧全員が参加する会議--評定によって指針が決められ、運営されていた。
 廿一口供僧方は東寺の寺僧組織の中核であって、その評定では廿一口供僧方の経営のみならず東寺全体に関わる重要事項も審議された。それゆえ、この評定の議事録である引付には、東寺と公家・武家等との交渉が記され、さらに、東寺の宗教活動や、畿内・西国を中心とした荘園の経営の実態、都市京都における商業活動や庶民生活、芸能民や被差別民の様子までもうかがい知ることができる。室町・戦国期の政治・経済・社会・文化を伝える超一級の資料。
 また、当「引付」は東寺百合文書・教王護国寺文書などの東寺旧蔵文書3万点の中核となる文献であり、当「引付」の編年史料集によって、膨大な東寺旧蔵文書群の概要を一通り通覧することが可能となる。

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