ホウケングンケンサイコウ

「封建」・「郡県」再考

東アジア社会体制論の深層

張翔 編

園田英弘 編

  • 体裁
    A5判・412頁
  • 刊行年月
    2006年07月
  • ISBN
    4784213104

著者・編者略歴

ちょう・しょう…復旦大学教授

そのだ・ひでひろ…国際日本文化研究センター教授

内容

東アジアの社会体制(あるいは統治機構)を表す「封建」と「郡県」という伝統的大概念を多角的に検討し、その論理的枠組や時代的要請による理論的発展の構造を解明しようとする13篇。

目次

総 論-封建郡県論の背景と展望-(張翔・園田英弘)

   Ⅰ 封建・郡県概念の普遍化の試み

歴史学的概念としての〈封建制〉と〈郡県制〉-「封建」「郡県」概念の普遍化の試み-(水林彪)
政治学からみた「封建」と「郡県」-概念の限定のために-(中田喜万)
「天下公共」と封建郡県論-東アジア思想の連鎖における伝統中国と近世日本-(張翔)

   Ⅱ 中国における封建・郡県論

顧炎武「郡県論」の位置(林文孝)
中国における「封建・郡県論」と公共性-政治システムと法・道徳-(本郷隆盛)
清末中国社会と封建郡県論(杉山文彦)
封建制は復活すべきか-封建制の評価をめぐる清末知識人の議論-(佐藤慎一)

   Ⅲ 日本における封建・郡県論

近世日本の封建・郡県論のふたつの論点-日本歴史と世界地理の認識-(前田勉)
「民の父母」小考-仁斎・徂徠論のために-(田尻祐一郎)
近世日本の公儀領主制と封建・郡県制論(中山富広)
森有礼の「封建」・「郡県」論-制度論的思考の展開-(園田英弘)
近代日本における「封建」・「自治」・「公共心」のイデオロギー的結合-覚書(松田宏一郎)
清末の立憲改革と大隈重信の「封建」論-他国の政治改革をめぐる自国史認識-(曽田三郎)

共同研究開催一覧
執筆者紹介

紹介媒体

  • University Press 423号

    2008年1月5日

    渡辺浩

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