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内容

40年間にわたって建造物修理や遺跡発掘の最前線にあり、常に修理技術者の立場から研究を積み重ねてきた故岡田英男氏の業績の中から主として日本建築の古代・中世の構造と技法に関わる研究論文を収録。

目次

■上巻■

序文(鈴木嘉吉)

第Ⅰ部 古代建造物の構造技法復原に関する研究

第1章 当麻寺曼荼羅堂の沿革とその構造技法
第2章 当麻寺前身曼荼羅堂の復原に関する研究
第3章 古代掘立柱建物の構造技法復原の研究
第4章 当麻曼荼羅厨子の変遷とその歴史的背景
結語

第Ⅱ部 古代における建造物の移築と再用

第1章 古代における建造物移築再用の様相


■下巻■

第Ⅰ部 古代の建築技術

第1章 古代における建築技法の変遷
第2章 古代建築の上部構造
第3章 古代から中世にいたる疎垂木の技法
第4章 古代建築に使った木

第Ⅱ部 中世・近世の建築技術

第1章 中世・近世における建造物修理の技法に関する研究
第2章 建造物修理初期の批判と現在の施工上の問題点
第3章 八角円堂の平面と構造
第4章 東大寺開山堂とその前身建物

第Ⅲ部 建築規矩術

第1章 建築規矩術
第2章 建築規矩術を中心とした建築構造技法の史的発展に関する研究

第Ⅳ部 発掘遺構の建築構造

第1章 棟持柱をもつ掘立柱建物の構造復原
第2章 西院伽藍と若草伽藍の造営計画
第3章 飛鳥時代寺院の造営計画
第4章 大安寺伽藍と建築
第5章 上淀廃寺の伽藍配置と建築
第6章 讃岐国分寺僧房の復原的考察
附章 讃岐国分寺僧房の復原整備

岡田英男氏年譜及び業績目録
岡田英男回想(岡田トシ子)
解題及び編集後記(山岸常人)

紹介媒体

  • 建築史学第46号

    2006年3月31日

    後藤治

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