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内容

18世紀以降、学びの場は都市周辺にとどまらず地方にも広がり、遊学熱の高まりとともに、城下町や三都(京都・大坂・江戸)への遊学生を通して、多様な学芸情報が各地へもたらされることになった。
遊びについても、嗜みとして自らを豊かにする面があり、異業種の人々との交流を深める契機として、地域へも広がっていった。
学び・遊びの諸側面を地域との関わりを考慮しながら具体的に紹介し、身近かな生活圏内に結実したさまざまな文化を明かす。

目次



第一部 学びの場と地域
  第1章 藤樹書院とその周辺
  第2章 含翠堂と地域
  第3章 幽蘭堂とその教育活動

第二部 学びの場の広域化
  第1章 播磨の遊学生たち
  第2章 龍野藩医南木龍江
  第3章 山脇玄脩とその門人たち
   ──付『第二世芸叟先生門人藉』

第三部 学びと生活文化
  第1章 大庄屋三木家の好学の風
  第2章 一郷紳の学びと社会貢献

第四部 遊びの世界
  第1章 近世中期摂北における蹴鞠の展開
  第2章 好文大名榊原忠次の交友

おわりに

関連リンク

紹介媒体

  • 日本史研究

    2005年5月20日

    高野秀晴

    「新刊紹介」欄

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