内容

地域研究の深化が求められる昨今。本書は、滋賀県立大学の研究スタッフが、琵琶湖をとりまく自然・経済・民俗・遺跡などをとりあげた成果。

目次

序説-近江という地域(村井康彦)

第1部
中世商業村落の生活と環境の整備-村座と商人座の掟を中心に-(脇田晴子)
人と自然の関係史素描-中世前期の環琵琶湖地域を中心に-(水野章二)
江戸時代における琵琶湖の鳥猟について-猟場支配の観点から-(東幸代)
琵琶湖湖底遺跡の研究-三ツ矢千軒遺跡の調査-(林博通)

第2部
内湖のあった生活-野洲川デルタの場合-(高谷好一)
溜池のある風景-特殊重粘土地帯の農と風土-(黒田末寿)
近江のムラの文化を考える(武邑尚彦)
マツリゴトの機能とその現在-びわ町川道のオコナイ改革をめぐって-(谷泰)
地域研究以前(梅原賢一郎)

地域文化財の保存修景-あとがきにかえて-(西川幸治)

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