内容

*定家手沢の伝西行筆歌集の完全複製
*橘為仲(?~1085)は、藤原経衡・僧能因・素意・出羽弁・周防内侍などの歌人と交友関係があり、和歌六人党の一人とされた人物。勅撰集に合計九首収められている。本書は二本ある家集のうちの一本。
*西行の筆蹟として尊重されてきた雄品で、藤原俊成の周辺にいた名筆家によって書写されたものと思われる。外題と本文書入は藤原定家の手になり、校訂・研究されたことがうかがえる。
*箱書に「橘為仲朝臣集一冊西行法師筆」「外題附加筆 定家卿筆」と墨書されており、小堀遠州の筆蹟とされている。
*釈文・解説(別冊)は、片桐洋一(大阪女子大学名誉教授)
*特漉和紙にFMスクリーン印刷(特色多色刷)/大和綴・タテ13.6×ヨコ12.9センチ/屋郎式桐箱(内箱)入り

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