内容

神奈川県北部に伝わり、現在も演じられている三匹獅子舞をどのように理解し、記述することができるかという取り組みとその成果を収録。三匹獅子舞の上演の実態に焦点を定め、どのように上演しているかを、観察とインタビューを主とした現地調査によって得た情報・資料によって解明を試みる。従来の民俗芸能研究の枠組みに変わる、新しい理解のかたちをさぐる。

目次

第一章 三匹獅子舞の研究史
三匹獅子舞の歴史/三匹獅子舞の分布/三匹獅子舞の現在を巡って

第二章 三匹獅子舞の現地
現地の当惑/鳥屋の獅子舞/獅子舞の印象/柔軟な演者の姿勢/柔軟な実践/柔軟な認識/厳密な獅子舞の出現/我彼の違い/細部に分け入る視線

第三章 舞の伝承
三匹獅子舞の芸態/三匹獅子舞の教授と習得

第四章 歌の伝承
演じられる詞/歌の意味

第五章 歴史の伝承
文字に記された過去と演者/語られる過去

第六章 用具の伝承
獅子の造形の多様性/用具類の実際/変化の諸相/変化の原因/変化の要件/古さと新しさの対立/「古さ」という趣向/文脈の中のかたち

第七章 伝承と現在
演じられる制度/ある民俗芸能家の肖像


参考文献/索引

紹介媒体

  • 日本民俗学 240

    2004年11月30日

    川村清志

  • 日本民俗学 240号

    2004年11月30日

    川村清志

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