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内容

 大乗起信論は理論と実践の双方から大乗仏教の中心を明らかにしようとしたもので、中国仏教形成に多大な影響を与えた。また禅思想の淵源としても重要な意味を持つにもかかわらず、これまであまり正確に読まれてこなかった。それは理論が難解であるうえ、それを過不足なく表現しようとする精緻な漢文の難解さが加わったためである。本書は筆者の15年におよぶ読解の成果として平易にまとめたもの。n 底本には敦煌出土文献を用い、本文・訓読・和訳・語注・解説からなる。校訂は高麗大蔵経本により、巻末に語句索引を収載。

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