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内容

江戸時代には、京・大坂・江戸を中心とした出版文化の隆盛にともなって、広汎な図書流通がみられるようになった。版元・本屋・貸本屋と読者を結ぶさまざまなルート、さらに実用書の出版や宣伝方法など、豊富な図版(130点余)を通して平易に明かす

目次

第1章 江戸時代の本屋 書物史上の江戸時代 四都と地方の本屋 京都の本屋/大坂の本屋/江戸の本屋/名古屋の本屋/地方の本屋 店付きの本屋 板木屋/表紙屋/経師屋/古本屋/干し店 巡回の本売 行商本屋/絵双紙売/糶本屋/貸本屋

第2章 諸者の諸相 中国伝来の読書論 庶民の読書実態 本を読む/講釈・講談で聞く/太平記読

第3章 重宝記の源流―『家内重宝記』と『昼夜重宝記』―『家内重宝記』『昼夜重宝記』『昼夜重宝記』の諸本/『昼夜重宝記』諸本の内容 『昼夜重宝記』の広告宣伝

第4章 八文字屋本の出版広告 出版書の予告 既刊書・新刊書の広告 複数本の案内と刊行日予告の広告 正月二日刊行と内容目録の広告 続き物の内容と全巻購読希望の広告 蔵版目録や出版物の案内広告

第5章 近世後期大坂出版の状況 出版物の諸相 大坂出版物の著作者 江戸回しの大坂本 大坂本屋の営業―三木佐助の場合―

第6章 本屋と売薬 読書丸 薬の広告と販売

紹介媒体

  • 日本古書通信882号

    2003年1月

  • 學鐙12月号

    2002年12月

  • 京都新聞

    2004年2月26日

    廣庭基介

  • 出版ニュース

    2006年9月

    青田恵一(書店・出版コンサルタント)

    ブック・ストリート

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