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阪神・淡路大震災と歴史的建造物

加藤邦男 編

  • 体裁
    B5判・280頁
  • 刊行年月
    1998年04月
  • ISBN
    4784209646

内容

人と建築の未来のために 平成7年1月17日未明、阪神淡路の内陸部を襲った直下型大地震が招いた建築物被害のうち歴史的建築物の被害状況を把握し、被災地区における復興、復元、修理補強の方策を探るのみならず、文化財建造物の将来にわたる保全、利活用における技術方策と環境の歴史的文化的価値の問題を再検討してさまざまな提言を示す。

目次

第1部
第1章 阪神大震災による被害の実態
  第1節 震災直後の緊急調査
  第2節 震災直後における歴史的建造物の被災
  第3節 一年後の履歴調査
第2章 被害と修復の実態
  第1節 寺社と城郭
  第2節 民家
  第3節 酒蔵
  第4節 近代洋風建築
  第5節 近代住宅
  第6節 重要伝統的建築物群保存地区
第3章 行政的支援措置と耐震対策
  第1節 行政的支援措置
  第2節 耐震・防災対策

第2部
第1章 歴史的建造物の耐震対策-国際比較
  第1節 アメリカの歴史的建造物の保護と対策
  第2節 日本における歴史的建造物耐震対策
第2章 歴史的建造物耐震対策の方向性
  第1節 防災安全計li>第2節 耐震対策論
  第2節 被害と復旧の経済学
  第3節 耐震対策の制度
  第4節 マンパワー論
第3章 現代社会と歴史的建造物
  第1節 自然・人間と文化財-震災の経験を通して
  第2節 歴史的建造物の社会的意味
  第3節 歴j資料としての歴史的建造物とその保存
第4章 慶長大地震と京都・伏見

紹介媒体

  • 京都新聞・朝刊

    1998年4月26日

  • 神戸新聞・朝刊

    1998年5月26日

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