日本図書館協会選定図書

内容

近代欧米都市起源の公園が、いかに近代化の装置として導入され、衛生問題、都市問題、記念事業、経済振興策、政治的役割などさまざまな問題を孕みながら受容されてきたか、その歩みを社会史のダイナミズムのなかにとらえた一書。

目次

序章・公園法制の発端 -地租改正と公園

第1部 公園観の諸相
  第1章 黎明期の公園観
  第2章 明治社会主義者たちの公園観
  第3章 大正デモクラシー期の公園と社会

第2部 公園行政の展開
  第4章 内務省の公園調査
  第5章 衛生行政の展開と公園問題

第3部 公園地の所得と公共性
  第6章 土地収用と公園
  第7章 円山公園の拡張
  第8章 土地区画整理事業における公園問題

第4部 地方経済と公園問題
  第9章 地方振興策と園部公園
  第10章 郊外公園・箕面公園の誕生

第5部 国家的公園の展開
  第11章 国立公園設置運動の展開
  第12章 日光国立公園の成立
  第13章 富士山公園論の展開

紹介媒体

  • 読売新聞・

    1995年3月11日

    著者

  • 月刊公園緑地建設産業10-7号

    1995年7月

    日本造園タイムス社

  • 日本史研究401号

    1996年1月

    井上章一

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