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内容

地球物理学の立場から災害研究の第一線に立ってきた京大名誉教授3人が、「その時人々はどうしたか」という問題意識に立って、古文書をもとに江戸時代の気象災害・地震・崩壊災害を検証する。取り上げた災害は、中国地方の気象災害、寛文2年の近江地震、同じく近江地震および雲仙眉山の崩壊災害。巻末に著者による鼎談「災害史と災害の科学」を付す。

目次

江戸時代の気象災害(中島暢太郎)
 はじめに
 岡山県の気象災害
 広島県の気象災害
 山口県の気象災害
 島根県の気象災害
 鳥取県の気象災害


江戸時代の地震災害(三木晴男)
-寛文二年五月一日近江地震の場合-
 はじめに
 朽木谷での崩壊
 琵琶湖西岸の地変
 三方湖の地変
 朝廷と社寺
 幕府と諸藩
 洛中洛外


江戸時代の崩壊災害(奥田節夫)
 はじめに
 寛文二年の近江の地震による地形変動
 善光寺地震と虚空蔵山の崩壊
 雲仙眉山崩れ


座談会 災害史と災害の科学

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