キンダイカノスイシンシャタチ

近代化の推進者たち

留学生・お雇い外国人と明治

A・バークス 編著

梅溪昇 監訳

  • 体裁
    B5判変型
  • 刊行年月
  • ISBN
    4784205802

第5回豊田実賞受賞
カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

日本の近代化を担った人々、殊に内外の留学生とお雇い外国人に焦点をおき、江戸後期にみられる胎動、幕末維新期の教育、文化交流の遺産など多方面から各専門家が論じ、その歴史像を浮き彫りにする。記念すべき第一回国際シンポジウム「ラストガース・日本会議」の報告集。

目次

緒言-ラトガー大学と日本- 梅溪昇
1 序 アーダス・バークス
Part1 近代化への胎動
2 徳川期の日本-封建以後の社会とその変化 アーダス・バークス
3 親藩としての福井,その伝統と変転 金井圓
4 日本近代化の始まり 坂田吉雄
5 加賀、その緩やかな変化 R&Y・フラーシャム
Part2 海外留学生
6 日本から外へ-海外留学生-
7 明治初期における日本人の海外留学  石附実
Part3 お雇い外国人
8 西洋から日本へ-お雇い外国人- アーダス・バークス 
9 日本の発展におけるお雇い外国人- ロバート・シュワンテス
10  グリフィスのテーゼと明治お雇い外国人政策 ヘーゼル・ジョーンズ
Part4 お雇い外国人
11 近代化における教育の役割 アーダス・バークス
12 福井藩の教育政策とウィリアム・エリオット・グリフィス 本山幸彦
13 日本の教育行政の現代化に果たしたデーヴィッド・マレーの貢献 金子忠史
14 教育の理想と目的の変遷-江戸時代と明治時代の資料から-
Part5 お雇い外国人
15 遺産-文化交流の産物と副産物- アーダス・バークス
16 太平洋をわたる科学-19世紀後半の日米科学文化交流史- 渡辺正雄/大谷隆昶訳
17 グリフィスの日本史研究とその歴史的意義-近代日本史学史上より見たる- 梅溪昇18 結論 アーダス・バークス

史料
史料1 江戸幕府の海外渡航解禁の布達
史料2 江戸幕府の海外渡航免除の布達
史料3 明治三庚午年二月 外務省布達 外国人雇入方心得条々
史料4 明治三庚午十二月二十二日 太政官布告 海外留学規則
史料5 文化交流100年記念祝賀 ラトガース・日本会議 プログラム 

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