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内容

洋の東西を問わず厖大な典籍に裏づけられた広い学識とすぐれた歴史感覚、軽妙洒脱の文章で歴史的事象を身近に引き寄せる力量、東大史料編纂所において一貫して日本関係海外史料の調査研究に従事した著者が50年に及ぶ研究歴の間に書き残した論著を、今では入手困難なものを中心に全6巻に編む。

目次

貿易史論
  近世初期における主要なる輸入物質について
  近世に於ける鹿皮の輸入に関する研究
  建設期の江戸幕府による軍需品の輸入について
  毛織物の輸入
  所謂「唐の頭」について

交渉史論
  日本とスペイン
  近世初期に於ける日英関係の政教的意義
  平山常陳事件
  キリスト教の伝道と国土侵掠の問題

鎖国論
  もしも鎖国がなかったならば
  和辻哲郎「鎖国 -日本の悲劇-」
  日本人と海外雄飛
  風俗随想
  文明開化と横浜
  長崎のおんな
  ローマへいった少年たち

解説 加藤榮一

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