書籍にかなりの汚れ・傷みがございます。予めご了承下さい。詳細は弊社営業部まで。

内容

明治雑新史研究において戦後の歴史学をリードしてきた著者の幅広い活躍はつとに知られているが、本選集には、鋭い歴史観と人間味あふれる著作より師友にまつわるエッセイから陶磁器・味・旅・歴史小説などを収録。別巻には、現在入手困難な記念碑的諸論文を収めた。

目次

Ⅰわが師わが友 思い出草

 河上肇先生の思い出
 西田直二郎先生とのあの頃のこと
 慈父の相貌の下に激しい情熱
 歴史上の英傑
 服部さんの思い出
 宮本常一さんを悼む
 名和統一を思う
 古川先生と上田先生
 高橋和巳君と私
 大山定一さんと梅鉢
 和歌森君の逝去を惜しむ
 雪山慶正君とニアリング夫妻、そして部落問題のこと
 日本経済史学界と藤田五郎君の死
 森信成君の思い出
 三枝さんとの出会い
 E・H・ノーマンと安藤昌益


Ⅱ友ありき

 思い出の中から
 平和問題談話会と桑原さん
 野間君と私について
 わが友-杉浦明平さん
 神秘にいどむ文化史観-岡本太郎のこと
 抜群のエライ奴-山田風太郎氏
 山田風太郎との往復書簡


Ⅲ奇妙な男たち

 砂河郡次の死
 説教坊主になった男
 風流三昧
 茶は日常のなかにある
 私に庭を書けとすすめた男
 清僧-釈日学
 叛骨の一生涯
 こよなく茶を愛した男-山辺健太郎


Ⅳ私のこと

 幼年の思い出
 思春期の形成
 私の幕末
 苦しむことが生んだ人生の指標
 病中日記抄
 わが闘病-脳血栓に倒るるの記


あとがき

  • このエントリーをはてなブックマークに追加