外函など外装に多少汚れ・傷みがございますのでご了承下さい<br><br>小社発売分は第40輯で終了。第41輯以後は徳川美術館(TEL052-935-6262)へお問い合わせ下さい。

内容

徳川林政史料研究所の「研究紀要」と徳川美術館の重要名物類を対象とした史学・美術史学の研究論文を収録、年1回刊行する。互いに相関連する尾張徳川家の文書記録と美術品とを共に収蔵する徳川黎明會ならではの論文集。

目次

徳川林政史研究所
近世の林野紛争と公栽-甲州平野村と相州世附村の山論の例-(所三男)
明治民法の制定と林野入会権-法典調査会における入会権の問題-(北條浩)
近世中期の大坂材木市場-取引規約と「問屋」の仲間議定の検討を中心に-(太田勝也)
遠州舟明における幕府の槫木処分(飯岡正毅)
明治期の山村における林野利用と共同体規範(大島真理夫)
林野入会における分割利用の慣習について(清水和邦)
戦前期における新宮材経済(萩野敏雄)
尾張徳川家の藩債処分について-木曽材処分に関連して-(松平秀治)
歴史人口学を通じてみた江戸時代(速水融)
近世初頭における農民層の存在形態-甲斐国逸見筋を中心として-(大舘右喜)
公儀勤役の選考方法について-大坂加番の場合-(松尾美恵子)
甲斐国における旗本領の上知について-寛文元年と宝永二年の上知を中心に-(深井雅海)
幕末・明治初年における美濃国(岐阜県)の貢租増徴傾向(丹羽邦男)
播但農民一揆と賤民解放令(阿部真琴)
下伊那八ヶ村連合の成立と地租軽減歎願運動(町田正三)

研究ノート
加賀藩の総合的河川改修と長州竹の移入(高瀬保)
公有林造成の一形態-長野県大沢村有林の場合-(大井隆男)

史料紹介
彦坂九兵衛光正について(村上直)
与力と同心(遺稿)(新見吉治)

徳川美術館
将軍家「御成」について(三)(佐藤豊三)
徳川義直家臣団形成についての考察(三)-新史料による平岩親吉の研究-(跡部佳子)
琉球漆工藝史 序説-漆樹の存在実証を基に-(徳川義宣)
徳川美術館の香木について-伝来の考察と分類-(大河内定夫)
金剛幢と幢下の友社をめぐって(菅原壽雄)
善光寺縁起絵と善光寺如来画像(山本泰一)
田中訥言と復古大和絵-略伝と作品の考察-(木下稔)
續 大名物茶壺”金花”について-「金花・松花のあるも名物」-(徳川義宣)
五郎七焼茶碗について-中野焼との関係を中心に-(徳川義宣・石渡はるみ)
絵画作品の研究方法について-作品存在論を基礎にして-(永井繁樹)

研究ノート
源氏物語繪巻「書風第一類」斷簡-「幻」の斷簡か-(徳川義宣)

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