内容

神田氏佞古屋所蔵の中国戯曲書のうち、天下の孤本と目されるもの三種を選び、影印刊行する。元の時代、王実甫によって書かれ、関漢卿が続撰した元曲で、遠山荷塘・朝川善庵・森槐南等旧蔵の稀本「西廂記」。明の李開先の戯曲で、万暦14年(1586)世徳堂刊の板本「〓髪記」。明の張鳳翼の作で、明の継志斎の刊本、清朝末期の学者王国維旧蔵の「竊符記」。

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