内容

本書は、女流国文学者が清少納言枕草子時代の史実を丹念に調査研究し、多くの資料を駆使して千年前の定子皇后を現代にみごとに甦らせたものである。それは、公式な古記録の史的時間の中にも一条天皇と定子皇后をつつむ純愛に支えられた透明な時間の流れを確認するという、詩と真実の谷間を照らすよろこばしく、個性あふれる著書となった。n

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