刊行してかなりの年数が経過しているため、シミなどの汚れがございます。予めご了承ください。

内容

妙心寺派管長、禅文化研究所所長であった故山田無文老子の77歳の寿を記念して、禅宗学界各分野の代表的研究者が各々一篇を献呈上梓した最高水準の禅学論文集。

目次

原始経典の瞑想試論(玉城康四郎)
戒律と食物の関係(平川彰)
Vajracchedikaにおける歴史創造の論理(中村元)
ヨーガ者における直観と開悟(木村俊彦)
喜風―禅思想史の一つの課題(柳田聖山)
『金剛経口訣』と『六租壇経』(中川孝)
唐代禅家点描(古賀英彦)
程門諸子に於ける禅的なもの(久須本文雄)
明末の禅僧無念深有について(荒木見悟)
臨済録叙説(ドミエヴィル・林伸明訳)
蘭渓道隆と樵谷惟僊との交友関係(玉村竹二)
大燈国師破尊宿夜話の研究(平野宗浄)
禅文化の一縮図から―飄鮎図をめぐって(古田紹欽)
伯蒲恵稜と紫衣事件(加藤正俊)
徳川初期における臨済禅の低迷とその打開(木村静雄)
人間東嶺の苦悩(西村恵信)
禅とキリスト教と哲学(西谷啓治)
無的主体性の論理(紫野恭堂)
宗教体験としての禅の念仏(藤吉慈海)

関連書籍

  • このエントリーをはてなブックマークに追加