本書は、教理の立場からではなく、専ら「行道」の立場に立って全仏教を見直し、説教者の側からでなく求道者の側に立って仏教を論じた。極めて独自な仏教論である。仏教諸宗の基盤にある「教相判釈」を手がかりに、あらゆる仏教の本質が、この自分自身を見つめる「実践的真理性」とも呼んでいる行道にあることを明らかにしていく。
定価
6,050 円（税込）
本体 5,500円
在庫状況：
品切
ギョウドウブッキョウガク
行道佛教学
定価
6,050 円（税込）
本体 5,500円
在庫状況：
品切
-
体裁菊判・416頁
-
刊行年月1979年07月
-
ISBN4784201165
内容
目次
第一篇 行道仏教学の概念と組織の方法
第一章 仏教の特殊性と行道仏教学
仏教の特殊性
二つの学－教理学と行道学－
行道仏教学の性質
第二章 祖師の学と行道仏教学
教判の意味
教判の歴史
教判の性格と仏教学の類型
第三章 行道仏教学組成の原理と方法
行道的教判原理の選択
原理用語の内容的含味
一つの組織方法
第二篇 行道の種々相と本質
第一章 漸行道の種々相と本質
小乗教の行道
大乗菩薩道
第二章 頓行道の種々相と本質
智観的頓行道
信仰的頓行道
直証的頓行道
第三篇 批判
第一章 批判の可能性と方針と方法
第二章 各行道の長所短所
漸行道の長短
智観的頓行道の長短
信仰的頓行道の長短
直証的頓行道の長短
第三章 結語
附註
追加
日本仏教
禅教一致の可能性についての疑義
