内容

正倉院御物の調査、朝鮮扶軍守里廃寺の発掘、法隆寺若草藍の発掘をはじめ数多い諸寺の永年にわたる現地調査を土台に、今日の仏教考古学の大系を樹立した石田博士の半世紀以上にわたる学問上の足跡を一堂に収める。

目次

伽藍配置の變遷/飛鳥時代の寺院に就いて/飛鳥寺伽藍の規格性/四天王寺敷き配置伽藍の地割法に就いて/奈良時代の寺院組織に就いて/藤原時代寺院の特異性に就いて/伽藍式より見たる天台宗と眞言宗/眞宗寺院の形態/日蓮宗寺院の形態/國分寺跡の發掘と研究/出雲國分寺の發堀/宗福寺の遺趾に就いて/河内西琳寺伽藍の復原/丹波國周山廢寺/三河末韻寺址/三濃彌勒寺の發堀/金色堂の設計と遺體の安置/洛北名刹大悲山/磐梯山恵日寺探訪/布目瓦の時代制定/
垂先瓦考/日本の鬼瓦に就いて/法隆寺金堂天井板の落書/法隆寺五重塔の落書と壁畫

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